北斎Tシャツ

今年の春、イギリスの大英博物館で開催された「北斎-大波の彼方へ」が各国で話題を呼び、再び時の人となった葛飾北斎。そんな中、新商品として入荷したのがこちら、北斎Tシャツです。

北斎Tシャツを制作しているのは、東京墨田区にある久米繊維工業さん。1950年代半ば、まだ日本にTシャツというファッションが広く知れ渡っていなかった頃、初代久米伸市氏が映画に登場するハリウッドスターのTシャツ姿に憧れて作り始めたのが始まりです。「色丸首」という名前を付けらたれたそれらは、後にTシャツとして認知度を高め、今や専門メーカーとして製造、販売、企画と様々な取り組みをされています。裁断、縫製、プリント、そして仕上げと、全ての工程を国内で行うこれぞ!メイドインジャパン!肌触りといい、縫製の丈夫さといい、ジャパンクオリティーの誇りを感じます。

霧を裾野にたなびかせる富士と、天に舞う2羽の丹頂鶴が白地に映える「相州梅沢左」。富嶽三十六景の「相州梅沢庄」をデザインに使っており、藍だけで描かれた爽やかな富士と、おめでたい鶴の群れが描かれた一枚です。あえて大きなプリントは後身頃に施し、前身頃の左胸にはワンポイントで富士を。デザインにもおしゃれなこだわりが感じられます。

一方こちらは、「東海道江尻田子の浦略図の富士」の富士山が桜の向こうに覗くデザイン。ほんのりとピンクに染まった桜と富士の眺めは、日本を象徴とするような絶景です。桜のピンクが可愛らしくなりすぎず、男性、女性とも着こなして頂けるデザインに仕上がっています。
どちらも和柄でありながら、モダンでスタイリッシュなデザインが目を惹く北斎Tシャツ。まさか自分の作品が洋服のデザインとして使われるなんて、北斎も驚いていることでしょう。

これから始まるクリスマスシーズン。
北斎Tシャツとセットで富士皿江戸帖もおすすめなギフトアイテムです。こちらもぜひご覧くださいませ。

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