ショップトピックス

数量販売! キリンラガービール アンディ・ウォーホルデザインパッケージ

今、キリンラガービールでアートなコラボが実施されているのを皆さんご存知でしょうか?
ポップアートの旗手、アーティスト:アンディ・ウォーホルの作品を缶のパッケージデザインに採用したキリンラガービールが、数量限定(限定生産)で現在販売中なのです。

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アンディ・ウォーホルは1960年代を中心にアメリカで活躍した、言わずと知れた世界的アーティスト。キャンベルスープ缶やマリリン・モンローなど、大量生産・大量消費社会、大衆的なモチーフを、シルクスクリーンを用いて量産する制作手法を中心に活動。当時、大衆文化は低俗で反芸術的とされ、抽象表現主義が主流だったアメリカに新たな衝撃とポップアートの台頭をもたらしました。

「時代を超えて多くのお客様に支持されている「キリンラガービール」と、芸術に対する既成概念や常識を根底から覆し、今なお人気のアーティスト「アンディ・ウォーホル」を掛け合わせることで、新たな価値を生むことを表現したデザインパッケージ商品を発売します。」(KIRIN公式HPより)

実は昨年末に一度行われたこのコラボですが、また新たに8種類のデザイン缶が登場。今回は販売開始時期を2回に分けて4種ずつリリースされ、すでに発売中の第1弾は、ウォーホルの代表作である「マリリン・モンロー」が2種(一つの顔のアップと、複数顔を並べた柄)と、「花(flowers)」、そして「デイジー」。
第2弾は5/16販売予定で、「モンロー」の色・構図違いが2種に、「$マーク」と「花」(ピンクカラー)の4種。それぞれは基本6缶パックで、決められた2柄が3缶ずつ入っています。

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8種類すべて並べたら、なかなかオシャレな雰囲気になりそうです。
ただ、地方ではこのパッケージ缶の取扱自体がなかなか少ないのか、このデザイン缶の存在を知らない人も多いのではないでしょうか。ちなみに、都心などでは普通のスーパーでも販売している所もあるそうですが・・・。
とはいえ、現代アーティストのコラボデザインパッケージとあって、せっかくなら現代アートを扱う当館で、ぜひミュージアムグッズとしてお買い求めになっては如何でしょうか?
勿論お酒は二十歳になってから!


成田淑恵 展 -二つの動物画-

4月26日より、GWにも向けた新たなChallengeWall企画として、「成田淑恵 展」がスタートいたしました。成田さんは岐阜県出身。動物をモチーフとした作品を描き、2016年の上野の森美術館大賞展では優秀賞を受賞した期待の女流作家さんです。

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今展では約20点近い作品を展示しておりますが、その中でも一番の注目は、100号の大作「VOICE」だと思います。こちらは上記優秀賞を受賞した作品と同じタイトルの連作であり、サイをモチーフとしています。
キャンバスはモノクロで表現され、画面いっぱいに大きく描かれたサイ。その体には、成田さんがショックを受けた近年の自然災害や痛ましい出来事の記憶が刻まれています。角は噴火した火山、胴体には津波とそれに飲み込まれる街並み、足には売買目的のために角を折られたサイ。
今までは純粋でたくましく伸び伸びと生きる動物の姿を、暖かみのあるカラフルな色調で描いてきた成田さん。しかし、大きな災害によって、命の尊さ、それがいずれ尽きる物と改めて実感したことで、限られた人生の中で、人として、そして作家として何を残せるのかを考え生まれたのが、このモノクロのシリーズです。
動物のありのままの美しい姿を描くことから、動物の姿を通して、自身の心が大きく揺さぶられた出来事へ感じた「想い」を込めて制作された新たな境地となる作品です。

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今展では、その陰と陽とも表現できる、それぞれの作品をご覧いただけます。
決してモノクロの作品が新しい作品という訳でなく、本来の制作スタイルである純粋に動物の姿を描くことにも精力的であり、今展用に新たな新作も制作いただいています。
特にブタの作品が今展は多く、チラシのオモテ面にも起用していますが、何とも優しさに溢れた表情が印象的です。数点は0号~SMサイズの小品ながら、小さな画面の中に細かい描写と多彩な技法が感じられます。
また、成田さんは公募展を中心に作家活動を行っていたことから小品の制作自体がまだ少ないため、そういった意味でも貴重な機会と言えます。

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今回はショップをより広く使い、通常の展示スペースだけでなく、ショップ全体を囲むように作品を展示しています。ショップを見渡すと色々なところに作品が顔を覗かせています。ショップならではの空間の中で、成田さんの動物たちをどうぞご覧ください。
GWなどご旅行の際はぜひご来館をお待ちしております。

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「成田淑恵 展-YOSHIE NARITA EXHIBITION-」
展示会期:2017/4/26~6/5
※営業時間、休館は美術館の営業に準じます。


展覧会「シュルレアリスムとその展開」公式図録

こちらは、2016年10月15日~2017年4月9日まで開催の企画展「シュルレアリスムとその展開 マックス・エルンスト 上原木呂 特別招待:ヤン・シュヴァンクマイエル」の公式図録です。全117ページ。全て日本語、英語表記で掲載されています。

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“ホンモノの現実はどこにあるのか?”
第一次世界大戦直後、フロイトによる深層心理の発見をカギとし、無意識の中に人間本来の創造力を見出したのがシュルレアリスム(超現実主義)です。上原木呂は瀧口修造に出会い、マックス・エルンストに衝撃を受け、シュルレアリスムの本質を追究し続けてきました。

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本書では、エルンストのコラージュ・ロマン(コラージュ小説)のハイライトに始まり、上原木呂の19世紀銅版画挿絵を素材とした白黒コラージュ、本物の浮世絵や明治~大正のチラシ・現代の雑誌を素材とした極彩色のコラージュ、そして現在取り組む抽象表現―墨を付けたコンニャクを和紙に押し付けて描く《蒟蒻大藝術》や《畳フロッタージュ》をカラー図版でご紹介。さらに、チェコ・アニメーションの巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエルの特別ページも。3人のシュルレアリストによる実践の日々をご覧ください。

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“デザインに走らずに、絵にしようと思わずに。結果的に絵になっていけばいいので。” 上原木呂
上原木呂とのインタビューも本書の見どころの一つ。上原本人から伺った貴重な話が盛り込まれた内容になっており、作品に込められた思いやその制作過程、個性も垣間見えるエピソードに触れることができます。さらには、上原独自の抽象表現方法の解説もあり、上原の作品を含めた本展をより身近に感じることができそうです。

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本書は電話注文、もしくは当館のヤフーオンラインストアでお買い求めいただけます。
ご質問等ございましたらお気軽にミュージアムショップ担当までお問合せくださいませ。
Tell:0267-46-8691
担当:小山、宮坂、髙浦