ショップトピックス

最近のKaNAMのオリジナルグッズ

当店ではさまざまな楽しいユニークなミュージアムグッズを取り扱うと共に、軽井沢ニューアートミュージアム(KaNAM)でしか手に入らないオリジナルグッズのラインナップも徐々に増えつつあります。本日は、出来たてほやほやのKaNAMオリジナルトートバッグのご紹介をさせて頂きます。

img-shop170226-photo0101

今回新たに制作されたグッズはこちら。芸術家、G.A.カベリーニ(1914-1990)の作品がデザインされたトートバッグです。(G.A.カベリーニの解説は下記にて当館学芸が解説しております!)赤と白の2種類をご用意いたしました。赤はマチ部分が広く、白は長さの違う持ち手を使い分けることで2wayでお使い頂けます。白タイプには内ポケットもついており、より便利な作りに!どちらも生地は厚手のコットンを使用しているため丈夫さも兼ね備えたトートバッグです。当館のヤフーオンラインショッピングにも出品しておりますので、ご興味ある方はぜひチェックを!

~G.A.カベリーニ(1914-1990)とは?~       解説:学芸員主任 鈴木
郵便システムを利用した芸術『メールアート』。現在も世界中のメールアーティストたちがネットワークを作り、メール(作品)の交換を行っています。イタリアの芸術家であり、メールアートの王様、カベリーニは生涯を通して徹底したメールアート活動を行いました。世界中のアーティストに何千何万枚と送られたカベリーニのシンボル・ステッカーをはじめ、そのステッカーを全身に貼ったパフォーマンス。他にも自分の伝記をひたすら書く行為や、偉人たち(ダヴィンチやゴッホなど)に手紙を出す行為など、彼の芸術は自分自身の強烈なアピールでもあったのです。

img-shop170226-photo0102

その代表作のひとつでもあるこの『牛のシール』には、同年代を象徴する20人の超有名な芸術家たちと共に彼の名前も刻まれています。デュシャンやフォンタナはロースやサーロイン、ピカソはカルビでしょうか。偉業を成した者ほど有名な部位に位置付けられているようです。そのような中、彼自身は最高級部位フィレ。

皮肉とユーモアにあふれ、そして自己主張を忘れないカベリーニのメールアート作品は今も伝説として語り継がれています。