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琉球ガラス 銀河シリーズ(お取り扱い終了)

今回は銀河シリーズの「銀河グラス」と「銀河ぐいのみ」の2点をご紹介します。先日ご紹介した、深海シリーズの「深海小皿」と同じ琉球ガラス食器です。こちらは琉球ガラス村グループの職人さん、末吉清一氏によって制作されています。釣りを趣味とする末吉氏が慶良間諸島(けらましょとう:那覇から西に40km離れた、有・無人あわせて20あまりの島々から成る。「ケラマブルー」と称される美しい海は、国内外から注目を集める。)に夜釣りに行き、月光照る浜辺から見上げた夜空から着想された作品です。

琉球ガラス銀河シリーズ_2

真に黒い夜空一面に、無数の星が輝いていたのでしょうか。漆黒のガラスには星々が銀箔で華やか且つ繊細に表現されています。漆黒のガラスに混ざるブルーとそのグラデーションは、宇宙に広がる星雲を連想させ神秘的な空間に引き込まれるかのようです。作品1つ1つに表現されている星空は1つとして同じものはなく、また光の当たり具合でその表情も変わります。

ガラス工芸は透明感があるものが一般的ですが、「見上げたあの夜空をなんとか表現したい」という末吉氏の想いから、約2年の試行錯誤の末に生まれたのが「銀河シリーズ」です。深い黒ガラスと金銀の粉を散らして作られたデザインはたちまち人々を魅了し、琉球ガラス商品のなかでも大人気のシリーズとなりました。「匂いや風の音まで感じる器を作りたい」という末吉氏の心に常にあるコンセプトが、私たち見るものを惹き付けるのかもしれません。

当館でご用意している銀河シリーズは、銀河グラスと銀河ぐいのみの2点ですが、その他にも徳利、杯、皿の作品があり、これらは平成24年4月に伊勢神宮に奉納されたことでも注目を集めました。日常的に使っても良し、特別な日用にスペシャルグラスとして使っても良し。美しい銀河の景色と共に今まで以上に美味しい口当たりを楽しめそうです。

ちなみに、この原稿を書いた夜、ふと見上げた夜空に満月のお月様と流れ星を1つ見つけました。なんだかとっても幸運を引き寄せた気持ちになり、その日はルンルンで帰路に着いた私です^^

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琉球ガラス銀河シリーズ_1
琉球ガラス銀河シリーズ_3