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折り鶴 – Orizuru – 世界をつなぐ日本の文化

日本の伝統的な遊びの一つである折り紙。
小さい頃、だれからともなく教わって、色々なかたちを作って楽しんだものです。
しかしながら、最近は触れるどころか目にする機会すらない―――
そんな方も多いのではないでしょうか?

折り鶴Orizuru_1

鮮やかな色柄!今回ご紹介する折り鶴-Orizuru- は、世界24か国の国旗がデザインされた、その名の通り折り鶴専用の折り紙です。
分かりやすいイラスト(ユニバーサル・デザイン)の説明書と、折り紙一枚一枚にもガイドの線が印刷されているので、その通りに折ってゆけば、だれでも簡単に折り鶴を完成させることができます。
折り紙にはじめて触れるお子さま、あるいは外国の方にも。世界の国旗がデザインされているだけあって、絵柄もデザインもどこの国のだれにとっても楽しめる、やさしい商品になっています。

ただの折り紙として楽しむだけでなく、こんなふうに楽しむことも。
この折り鶴-Orizuru-は、紙を広げた状態ではまだ何の国旗か分かりません。
鶴の形を完成させてはじめて国旗の柄がきれいに出るようにデザインされているので、
「これはどこの国旗かな?」と考えながら折り進めたり、全部完成させたら、
「全部の国旗を覚えられたかな?」とクイズをして楽しむこともできます。
外国の方へのお土産や贈り物としては、日本ならではの文化を感じられる品物であり、また作って完成させて、飾るところまで楽しめるものは、なかなか貴重なのではないでしょうか。

最後は、折り紙と折り鶴について。
折り紙は海外の多くの国でも“origami(オリガミ)”という言葉が通用するほど、日本独自の文化なのだそうです。
遊びとしての折り紙だけでなく、日本には熨斗袋のような入れ物・生活用品としての折り紙、そして紙を使う以外にも、風呂敷や手ぬぐいを巧みに折りたたんで結んで、さまざまな生活の場面に取り入れてきた背景があります。
古くから用途・また産地ごとに合わせさまざまな種類の和紙が生み出されてきた歴史も合わさって、「(ものを)折る・たたむ」という行為そのものが日本人とは切っても切り離せないように感じられます。

そして、現在も新しい折り方が日々開発されているという折り紙ですが、なかでも折り鶴は、だれもが子どものころに一度は作ったことがあるのではないでしょうか?
「鶴は千年、亀は万年」と言われるように、鶴は健康長寿・病気回復の象徴とされています。たとえば入院している人を励ますため、平和を願い、傷付いた人の心を癒すため贈られる千羽鶴、また七夕飾りとして使う習慣・地域もあるそうです(広島・仙台など)。

私たちの人生に、重要な役割をもって密接にかかわっている折り紙、そして折り鶴の文化。
きっとこれからも、今度は私たちがだれへともなく教える番になって、次の世代へ受け継がれてゆくのかと考えたりします。そんなとき、千代紙とはまた違った、こんな現代的な折り紙を使うのもいいかもしれません。
そして今年はオリンピックが開催される年!(2016年夏季オリンピック/ブラジル・リオデジャネイロ)四年後はいよいよ東京で開催されます。オリンピックはスポーツを通して世界の平和を祈る祭典でもあります。この折り鶴を作ってならべたら、きっとそんな願いが届く気がしませんか?

折り鶴Orizuru_3
折り鶴Orizuru_2