紙の可能性 その2 空気の器
<思うがままに形作る器>
この不思議な編み目・・・名前は「空気の器」。器なの!?と言ってしまいたくなりますが、なんと、MoMAのミュージアムショップやヴィクトリア&アルバート博物館など海外でも多く取り扱われている、世界に羽ばたく製品なのです!製作しているのは福永紙工さん。かみの工作所というプロジェクトから誕生した製品です。前回紹介したテラダモケイと同じ会社です。
「空気の器」は、空気を包み込むように、変幻自在に形を変えることができる紙の器です。広げたり縮めたりして、さまざまな形の器を作ることができます。広げると紙に張りと強度が出て、何回でも好きな形に変えて楽しむことができ、またデザインによっては、角度を変えることで器の色の見え方が違います。
例えばこちら。
この方向からみるとイエローですが・・・
違う方向からみるとブルーに色が変わります!光の当たり方や、ほんのちょっとの見る角度によって、色にグラデーションがかかりとてもきれいです。
では、今日はこの「空気の器」の素敵な使い方についてご紹介させて頂きます!
まずは小物入れ。好きな大きさに広げたり縮めたりして、ちょっとした物を入れて置く、おしゃれな小物入れとして使えます。フルーツやキャンディー、アクセサリーなど・・・。器を数枚重ねてもすてき!色の違うものを重ねることで、さらにインパクトのある器が楽しめます。
そしてこちらはワインボトルのラッピング。プレゼント用に包んであげれば一際目立つプレゼントになること間違いなしです。相手のお気に入りの色を選んであげるなど一工夫してあればさらに素敵なプレゼントになります!
また、器の中に物を入れなくてもとっても素敵なインテリアとして使うことが出来ます。お気に入りの器を窓辺に置いて光の影を楽しんだり、天上から吊るせばおしゃれなディスプレイになります。鏡のような物が反射する場所に置けば、あら不思議!鏡に映っている色と、実際の器の色が違って見えるのです!
以上、ほんの一部をご紹介させて頂きました。使い方は人それぞれ。他にもたくさんの使い方があります。紙なのに存在感抜群の「空気の器」。その時のインスピレーションで自分流にアレンジしていってください。きっと素敵な演出をしてくれるはずです。