お知らせ

短歌のワークショップを行いました

9月3日(土)午後、美術館付設の「リストランテピエトリーノ&KEY’SCAFE」にて短歌ワークショップを開催しました。

お好きなドリンクを傍らに置きリラックスした雰囲気のなか、
言葉と思い出がつながって一首になっていきました。

今回は2名ともリピーターの方で、それぞれの中にあった短歌のタネを発見し、
楽しみ味わってくださったようです。

参加者のみなさんの作品の一部をご紹介します。

カフェオレの両の手の中温かき河沿いのカフェモンペリエの街   E.М様

飛び込んだ家の近くの喫茶店苦いコーヒー枯れ葉散る夜   E.М様

喧騒にザッハトルテを引き立てるクリームがつける線を数えて   R.M様

放課後に卵牛乳とこねこねし友とほおばるチョコチップクッキー   R.M様

 

※作品の転載はご遠慮ください

 

参加者の方からは
「とても丁寧に教えて頂いて、また楽しく参加させていただきました!時間があっという間でした。」
「短歌の基本的なことを教えて頂き、大変良かったです。」
という声をいただいています。

こちらは講師の先生の短歌です。

背の白いカップに熱く注がれて時間は透ける顔の向こうに   山内頌子

「言葉も思いも、その場で話したり読んだりしているうちにふくらんでいくことがたくさんあります。一度しかない時間を、ぜひ歌として書き留める体験をなさってください。」(山内)

 

短歌のワークショップは次回、11月12日(土)に開催します。
ご参加お待ちしております。


ほっちのロッジさんと一緒にワークショップ

8月9日(火)ほっちのロッジさんと「夏の子どもアトリエキャンプ!」の3歳~9歳の子どもたちが

10周年記念特別展鑑賞と創作体験に参加しに来てくれました。

お化けの描かれた松井冬子さんの日本画から堀ご夫妻の体験型の作品、アマビエをリアルに

描いた会田誠さんのposterなど、みなさん時に目を細め、時に目をキラキラさせ、

時に好奇心いっぱいに質問を元気に投げかけてくれました。一つ一つの作品の背景は理解できなくとも、

子どもたちは感覚的に色々なものを感じとっていたと思います。

木製キーホールダーも思い思いの色に塗って楽しみました。

ご参加いただいた子どもたち、企画協力していただきましたほっちのロッジさん、

今回もありがとうございました。


開館10周年記念特別展が7月16日(土)よりオープンです。

このたび、2012年より開館し今年10周年を迎えた軽井沢ニューアートミュージアムは
それを記念し10周年記念展を開催します。
古典的な名作から現代アーティストの最新作まで、年代、国、ジャンル、技法を問わず様々な作品がご覧いただけます。
皆さまのご来館を心よりお待ち申し上げております。


短歌のワークショップを行いました

6月11日(土)に当館のチャペルを見て短歌を作るワークショップを行いました。

講師の山内頌子さんの手ほどきで短歌の基礎を学び、そのあとで
当館のチャペルを鑑賞して、ことばをつなげていきます。

参加者のみなさんの作品をご紹介します。
今回は5名の方にご参加いただきました。

水滴はガラスの椅子に落ちていき雨か涙か分からなくなる  H様

ガラス屋根の上はグレーの梅雨の空雨を待つ苔雨いやな僕  F様

高原の白樺すがし緑陰にけふを生き抜く我を見つけむ  K様

ふかふかの絨毯みたいな苔の庭濡れてなければ寝ころんでみたい F様

新緑の歌を奏でる鳥の声石畳にて共に歩みぬ  M様

梅雨寒にガラスの教会尋ね来て恋人を呼ぶ鳥の声聞く  M様

新しき出合いを恋うる高原に心をつなぐガラスアート建つ  K様

天を指しまっすぐ伸びる白樺を写して美(は)しきガラスの教会  M様

※作品の転載はご遠慮ください

 

参加者の方からはこのような感想もいただいています。
「あの小さな空間で短歌ができるのだろうか?と、とても心配でしたが、
こんなにも素晴らしいロマンチックな短歌ができて本当に楽しかったです。」
「初心者でも、短歌の面白さがよく分かる内容でした。」

 

こちらは講師の先生の短歌です。

靴のさき苔にふれたりふと風のやむチャペルまで近づきゆけば     山内頌子

 

山内頌子さんからもコメントをいただいています。

「初回から男性も女性もお越しいただき、年齢も様々です。歌を作ったことがない…と、最初は緊張して不安げな方々。でも最終的には二首作る方も!いらっしゃいます」

短歌のワークショップは次回、9月に開催予定です。
ご参加お待ちしております。