お知らせ

【MUSEUM】「花田和治の世界」展をWeb.で #2 模索のとき

「花田和治の世界」展を展示室ごとにオンラインでお届けします。
第2回目は展示室2です。

展示室2では花田が20代後半~30代にかけて描いた作品を年代順に展示しています。
作風がまったく異なるこの3つの作品は、1971年に東京藝術大学大学院を修了し、1974年に故郷の札幌へ戻った後の約10年間で描かれました。この頃、花田は何をみつめていたのでしょう。若く鋭敏な感性が自らの「絵画」を模索した日々の軌跡をたどります。
>>詳しくはこちらへ

○他の展示室についてはこちらへ


○○「花田和治の世界」展を360°カメラで撮影しました!

○展覧会情報
展覧会についてはこちらへ

【作品画像】(上から)
《エプロン》 1975(昭和50) 油彩・キャンバス 193.9×81.0cm
《森へ №1》 1982(昭和57) 油彩・キャンバス 130.3×193.9cm
《月夜》 1983~84(昭和58~59) 油彩・キャンバス 90.9×60.6cm


【MUSEUM】「花田和治の世界」展をWeb.で #1 花田和治の世界

「花田和治の世界」展を展示室ごとにオンラインでお届けします。
第1回目は展示室1です。

展示室1 花田和治の世界

花田和治(1946-2017年)は1946年、北海道札幌市に生まれました。1965年に東京藝術大学へ入学し洋画家・小磯良平(1903-1988年)に油彩画を学びます。1971年、東京藝術大学大学院を修了した後は1974年に札幌に戻り、その後2017年に没するまで北海道で制作を続けました。

展示室1では1990年代に描かれた花田の代表的な作品、「海」と「波」のシリーズを紹介します。

花田にとって海は特別なモチーフでした。花田の生家は漁業を営む家庭ではありませんが、その家系をさかのぼると、明治時代にニシン漁で栄え、道内に現存する最大規模の番屋で国の重要文化財にも指定されている「旧花田家番屋」を擁した花田家につながります。花田は自分のルーツが海の恵みによって育まれたと考えていたのです。

《波-3》(1990年)は「波」シリーズの内の1点で、横長のパノラマ画面全体にたゆたう波が描かれています。波の描写は単純化されており、白と藍色のコントラストが鮮やかです。花田は風景を描くとき、まず自分でその場に立ちその実感をもとに描いたといいます。この作品がまるで海の中に浮かんでいるかのような体感を呼ぶのはそのためかもしれません。同時に遥かかなたにゆらめく海の情景も思わせます。シンプルな形と鮮やかな色彩で抽象化された花田の作品からは、観る人の数だけ感想が生まれるといえるでしょう。

展覧会最初のこの部屋は、部屋を囲む4つの壁に海を描いた作品を配置して雄大な海に囲まれた北海道を模し、ここから始まる花田和治の絵画世界へみなさまをご案内します。

○他の展示室についてはこちらへ 


○「花田和治の世界」展を360°カメラで撮影しました!

○展覧会情報
展覧会についてはこちらへ

【作品画像】(上から)
《波-3》 1990(平成2)  油彩・キャンバス 71.0×227.0cm 個人蔵
「波-3」のエスキースⅠ 1990(平成2)頃 水彩・コンテ・紙 33.3×85.5cm 個人蔵
《空に》 1989(平成元) 油彩・キャンバス 65.0×100.0cm 個人蔵


【MUSEUM】360°カメラによる「花田和治の世界」展を公開中

イメージキャプション:『月夜』1983-84(昭和58-59)年 油彩・キャンバス 90.9×60.6 ㎝

○「花田 和治の世界」展をWebで!

「今はなかなか軽井沢へ行けそうにない…。」という方々へ、360°カメラによる展示風景をご紹介させていただいています。遠方の方もオンラインで展覧会をお楽しみ頂ければ幸いです。

360°カメラによる展示会場風景

花田和治の世界「色と形、ユーモアとポエジー」

期間 2020年11月14日 – 2021年3月28日
会場 軽井沢ニューアートミュージアム 2F

展覧会についてはこちら

お問い合わせ先
軽井沢ニューアートミュージアム
Tel. 0267-46-8691


11月ワークショップのご報告

11月のワークショップの報告をUpしてます。ページ開いてスクロールした下部になります。
28日(土)「ぽよこさんとだるま鉛筆を作ろう」こちら
29日(日)「花田展を観てオリジナル缶バッチを作ろう」こちら


【GALLERY】グループ展『良いことしか起きない1日』開催のお知らせ

 

この度ギャラリーでは、今注目の女性アーティスト、ARTIST miu, Jiang Miao, 西村有紀子, icco Yoshimuraによるグループ展『良いことしか起きない1日』を11月28日(土)より開催いたします。

独創的な素材へのアプローチと斬新な手法によって己の表現をひたむきに追求する彼女たち。作品からは、女性的な柔和さや強い信念に裏打ちされた重厚さ、そして見る人に幸福感をもたらすようなポジティブなエネルギーを感じとることができます。
未曾有のウイルスと対峙することとなった2020年、前向きでバイタリティ溢れる作品たちによる『良いことしか起きない1日』で1年を締め括ることができればと願っています。
ご高覧下さいますようご案内申し上げます。

ギャラリー紹介ページ

 

良いことしか起きない1日

出品作家 ARTIST miu Jiang Miao 西村有紀子 icco Yoshimura
期間 2020年11月28日 – 2021年01月05日
会場 Gallery 3

休館日 毎週月曜日
年末年始休館:2020年12月29日(火)~2021年1月2日(土)
料金 無料

お問い合わせ先
軽井沢ニューアートミュージアム
ギャラリー
Tel. 0267-46-8691