展覧会

かけがえのないもの - 地球・風景・環境
Irreplaceable -Earth, Landscape, Environment

インフォメーション

期間
2024年04月13日 - 2024年09月29日
会場
軽井沢ニューアートミュージアム
第1~第6展示室(2階)
開館時間
10:00~17:00
(7月 - 9月 10:00~18:00)

※入館は閉館30分前まで 
休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
料金
一般:2,000円、高大生:1,000円、小中生:500円          ※20名以上の団体で来館の場合、上記各観覧料の200円引き          ※未就学児無料、障がい者無料(付添いの方1名は半額)
お問い合わせ先
軽井沢ニューアートミュージアム 学芸課

概要

2024年は能登半島で起こった大きな地震により始まりました。
数年おきに大きな災害が我が国を襲い、私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。
より大きな視点で見ると地球温暖化、資源の枯渇、戦争による破壊など世界で様々な問題が発生する中で、私たちが目にしている風景は、貴重でかけがえのないものなのかもしれません。このたび、当館では地球や環境、自然などを取り上げた様々な芸術表現や資料を展示いたします。
ご来場された皆様が本展の鑑賞を通して、環境や自然、風景の美しさ、素晴らしさを再認識し、かけがえのないものをこれからも失わないようにするための行動を起こしていくきっかけとなることができればと考えています。



■第1展示室 地球
地球を一つの乗り物として考えたフラーとその考えから生まれたエコロジー、アースディなど1970年代の活動と地球や自然現象をテーマにした作品や資料
バックミュンスター・フラー、磯辺行久、萩原睦(地球影・大型映像と彫刻)矢柳剛、
「全地球カタログ」地球儀(NASA)などの資料

■第2展示室 風景
芸術の主要なテーマとして様々な作品が制作されてきました。 自然をモチーフにした様々な風景画を展示します。
二川和之、花田和治、佐々木裕而 他

■第3展示室 山水(もう一つの風景)
山水画は、絵手本などにより中国の風景を想像して描かれたもので、江戸時代には主流のスタイルでした。明治時代になると実際の風景を描写することが主流となり、山水画が描かれることが少なくなってきます。
あらためて山水の影響を受けた分野の作品を展示して、その価値を再考します。
狩野芳崖、木村武山、高島北海、早川陽(日本画作品と研究図版)盆栽・盆景関係資料、盆石、浮世絵、その他箱庭、和書書籍、石を使った現代アート作品

■第4展示室 環境(ランドアート)
自然を使って表現するランドアートの作品を展開
クリスト「ランニング・フェンス」(映画上映)、その他プロジェクト資料、書籍
宮坂了作「土に土で土と描く」「Aファイヤフェスティバル」(映像と写真、絵画等)
ランドアートに関する書籍、ポスターなどの資料

■第5展示室 様々なアプローチ(バリエーション)
自然の中で展開される作品群、自然をモチーフとした作品
チャラン・ポ・ランタン「Gardenia」(音楽作品) 
永瀬沙世「CLARITYⅡ」(写真)
中西夏之「G/Z to May Ⅳ」
菅野歩美 「アンビルトの残光」 小林エリカ「トリニティ、トリニティ、トリニティ」(書籍、小説)、「野鳥の森」(絵画)
  GUN「雪のイメージを変えるイベント」(パフォーマンス記録写真)
マイク・タイカ「AIによる風景画」(ニューラルネットワークにより生成)
チャールズ&レイ・イームズ「Powers of Ten」(映画)

■第6展示室 太古の記憶
d aisy* 「ancient aquarium」(AIによるシーラカンス映像)


◇作品リストはこちらから


メッセージ


イメージ

萩原 睦  《地球影/ トワイライト》 2024年 映像(カラー・部分)

GUN《雪のイメージを変えるイベント》1970年 写真(ジークレ―版)©羽永光利

宮坂了作《土に土で土と描く》2023年 映像(部分)


企画

一般財団法人 軽井沢ニューアートミュージアム

協賛

株式会社 NEW ART HOLDINGS、株式会社ホワイトストーン

協力

メイスルズフィルム、イームズオフィス、ゲシュタルト商会、株式会社デイジー、 Yutaka Kikutake Gallery、インテル Blue Carpet Project、ジャパンマテリアル株式会社(順不同)

後援

軽井沢町、軽井沢町教育委員会