職場体験学習でジュニア学芸員として作品紹介のパネルを作成しました。
藤城さん、松藤さん二人の紹介文を掲載します。
二人とも作品と出会って感じた素直な気持ちを書いてくれました。
展示室にも掲示していますので、ご来館の際にはぜひご覧ください。
藤城柊一郎さん 軽井沢中学校 2年
私は松岡亮さんの《Voltage Controlled Broken TV Music -Beat Track-》に興味を持ちました。
まず、私はバスケットボール部に入っているのですが、このニューアートミュージアムの松岡亮さんの作品を見てアートへの捉へ方が変わりました。私の中でのアートは、絵やオブジェが多くだと思っていました。しかし、松岡亮さんのこの作品は、使われなくなった携帯テレビの音を使ったアートで、私はとてもおもしろいと思いました。特に私は一つ一つのテレビが一つ一つ違う音を出しアートを作り出すこの作品がとても好きです。
ぜひこのテレビ達が刻むビートで作り出すアートにひきこまれてください。
松藤紗花さん 軽井沢中学校 2年
私はマイク・タイカさんとディープ・ドリームというプログラムが描いた絵を紹介します。
まず、この絵の全体を見ると無数の城が建っています。城一つ一つの色彩がそれぞれ異なり、人が描くにはかなり手のかかる色合いと城の数ですが、機械が描くことによってそれを実現させることができています。そして、この絵で最も私が注目したい部分が、ところどころにある噴水です。この小さな噴水にも機械ならではの光と透明な光が反射する時にこぼれ落ちる光と水の関係が美しく描かれていています。また、この光の表現は細かく、城の中など他の場所にも光が散らばっていて、薄暗い全体の絵を無数の光でひきたたせています。
この鮮やかな幻影、城、光に迷い込んでみてください。