第1展示室は展覧会の導入部として漫画やアニメ、ポップカルチャーや音楽など、様々なメディアの多彩な表現に注目し、展覧会のテーマである「表現の多様性」のショーケースとして、様々な分野の作品を紹介します。展示作品には、芸術として認知されていない分野の作品も含まれていますが、芸術の定義は時代とともに変化し拡張しています。
はじめに、漫画やイラストレーションで使われる方法論やスタイルをアートに取り込むことで独自の世界を創り出し、芸術の概念を拡張している下田ひかり。
画家・アーティストとして有名な大竹伸朗は、デビュー時から音楽作品を発表しており今回の展示では、今まで本格的に紹介されていなかった音楽作品に焦点を当てます。
日々進化しているAIで作られた架空の幻想的な世界をリアルな動画で表現するKatsukokoiso.aiの作品は、これからのアートが進む一つの方向を示しています。
ストリートで生まれた独自のカルチャーであるスケートボード文化は現代では若者のファッションやライフスタイルに大きな影響を与えています。ここではその資料と重要な要素であるヴィンテージT-シャツの展示をご覧いただきます。
ヴォ―カロイドの初音ミクは、音楽だけでなく文化全般に大きな革命を起こし続け、様々なアーティストが初音ミクを題材として作品を制作し、美術分野にも新しい風を送り込んでいます。その進化はとどまることなく多様な作品が作り出されています。
