短歌のワークショップを行いました
6月11日(土)に当館のチャペルを見て短歌を作るワークショップを行いました。
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講師の山内頌子さんの手ほどきで短歌の基礎を学び、そのあとで
当館のチャペルを鑑賞して、ことばをつなげていきます。
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参加者のみなさんの作品をご紹介します。
今回は5名の方にご参加いただきました。
水滴はガラスの椅子に落ちていき雨か涙か分からなくなる H様
ガラス屋根の上はグレーの梅雨の空雨を待つ苔雨いやな僕 F様
高原の白樺すがし緑陰にけふを生き抜く我を見つけむ K様
ふかふかの絨毯みたいな苔の庭濡れてなければ寝ころんでみたい F様
新緑の歌を奏でる鳥の声石畳にて共に歩みぬ M様
梅雨寒にガラスの教会尋ね来て恋人を呼ぶ鳥の声聞く M様
新しき出合いを恋うる高原に心をつなぐガラスアート建つ K様
天を指しまっすぐ伸びる白樺を写して美(は)しきガラスの教会 M様
※作品の転載はご遠慮ください
参加者の方からはこのような感想もいただいています。
「あの小さな空間で短歌ができるのだろうか?と、とても心配でしたが、
こんなにも素晴らしいロマンチックな短歌ができて本当に楽しかったです。」
「初心者でも、短歌の面白さがよく分かる内容でした。」
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こちらは講師の先生の短歌です。
靴のさき苔にふれたりふと風のやむチャペルまで近づきゆけば 山内頌子
山内頌子さんからもコメントをいただいています。
「初回から男性も女性もお越しいただき、年齢も様々です。歌を作ったことがない…と、最初は緊張して不安げな方々。でも最終的には二首作る方も!いらっしゃいます」
短歌のワークショップは次回、9月に開催予定です。
ご参加お待ちしております。