お知らせ

「宮坂了作展 植物文字と地図の絵画」開催のお知らせ

軽井沢ニューアートミュージアムでは、長野県諏訪市出身の作家、宮坂了作(1950~)の個展を9月15日(水)~10月15日(金)まで開催いたします。
今回は「植物文字」を美術館外の入口に設置、5つのローマ字を春菊の苗で表現します。一体どんなメッセージが浮かび上がるのでしょうか。
また館内のサロンスペースではライフワークともいえる地図を展開した絵画作品を、大作から小品まで一堂に展示します。多彩な制作活動を精力的に行う宮坂の世界をどうぞご覧ください。

宮坂了作(1950~)
1971年、高松次郎塾の第一期生として入塾後、翌年カリフォルニア芸術大学(CalArts)に留学し、「ハプニング」の提唱者であるアラン・カプローに師事する。カプローより自らの原点を問われ、農家に生まれた自分にとってそれは「農業」にあると思い至り、同年焼畑農業の手法で大自然の循環を示した≪A・ファイア・フェスティバル≫を実施。74年に帰国した後は、地図から展開した絵画を多く手掛けている。描かれた大地は高度に応じて色を塗り分ける段彩図の法則で彩色されているという特徴がある。近年は文字の形に植物を育て、食べる≪植物文字≫なども展開している。

「宮坂了作展 植物文字と地図の絵画」
9月15日(水)~10月15日(金) ※月曜休館
10時~17時
軽井沢ニューアートミュージアム入口/1階サロン
入場無料