第二回具体人協議会 国際シンポジウム in Karuizawa 開催
2015年8月23日(日)、軽井沢ニューアートミュージアムにおきまして
「第二回 具体人協議会 国際シンポジウムin Karuizawa」が開催されました。
軽井沢町副町長 柳澤宏氏のご挨拶から始まったシンポジウムには国内外より約100名の参加者にお集まりいただきました。
“国際的に評価される日本現代美術”をテーマに語られた基調講演では、エリック・チャン氏(香港クリスティーズ副社長)[写真:左]、蓑 豊氏(兵庫県立美術館館長)[写真:中]、千足伸行氏(広島県立美術館館長)[写真:右]の三名がアート・マーケット視点、コレクション視点、美術史の視点とそれぞれ異なる視点からのお話をしていただきました。今日の日本現代アートを改めて見つめなおす機会となったのではないでしょうか。
現在も現役で活動されている具体美術作家、
向井修二先生[写真:左]と前川強先生[写真:右]よりもお言葉をいただきました。
後半のパネルディスカッションでは、本江邦夫氏(多摩美術大学教授)がコーディネーターとして加わり、「『具体』が国際美術マーケットで評価された理由」をテーマに討議されました。これまでの学術的な基調講演とは一変し、本江先生のリードでなごやかな雰囲気の中で、グローバルな視野のもとに議論が戦わされました。観客席からも貴重な意見があがり、2時間半にわたる有意義なシンポジウムとなりました。