隈研吾 展示替えニュース!!!!

【「隈研吾:ランドスケープアーキテクチャー展」プロジェクトご紹介!】

ご好評いただいております、隈研吾展。

本日は4つ目のプロジェクトはフランスのパリにあるサン・ドニ・プレイエル ステーション (フランス、2024年)

をご案内します。

パリ都市部の過密化と環境悪化を解消しようと2007年に始まったグラン・パリ(Grand Paris)プロジェクトによってパリ北部のエリアにできた駅、サンドニ・プレイエル・ステーション。30メートルの深さで3つの路線が乗り入れるこの新しい駅は昨年のパリ・オリンピックに合わせてオープンしました。
現在、こちらはすでに地下鉄の駅として利用されていますが、実は来年にフランスの彫刻家プリュヌ・ヌリーの108体のヴィーナスの作品が駅構内のオーク素材の木製カーテンウォールに展示され、駅の完成を迎えます。
隈氏はもともと、あまり治安の良いエリアではなかったパリの郊外と中心部の境目に位置するこのサン・ドニ駅を、建物全体の屋上に栽植を施し、大地とスロープによってつなぐことで緑のある公園にし、駅をただの無機質なコンクリートと鉄骨の建物としてではなく、コミュニティのための共有スペースとして、イメージを刷新するために作り変えたのです。木のぬくもりと緑とアートのスペースが特長の新しいこの駅が町全体をつなぐ架け橋となるようなイメージで建てられています。