概要
軽井沢ニューアートミュージアム・ギャラリー3では、関西圏外では初となる大畑公成(1980~)の個展「Symphony」を開催いたします。
京都を拠点に活動する画家・大畑公成は、2003年京都造形芸術大学情報デザインコースで様々な分野のメディア技術を学びながら平面制作へと繋げ、卒業後はオーストリアのウイーン応用芸術大学に留学、2010年に絵画専攻で修士号を取得しました。
作品は、具象から抽象へ、油画からアクリル画へと制作スタイルの変遷を辿りながら、一貫して清新な色彩表現による洗練された世界観を生み出しています。近年は「colors on canvas」と名付けた、日常生活の中で目にした記憶の一片を印象として描くシリーズを精力的に制作し、絵具という素材を即時的かつ即物的に画肌に活かしながら、見る人の心象風景を想起させる普遍のイメージを同時に創り上げています。
本展では「colors on canvas」シリーズより、新作を多く含む約50点を展覧いたします。この機会にどうぞご高覧ください。
作家ステートメント
普段の生活の中で何気なく目にしたもの、例えば近所の軒先の草花や大雨の降る様、夕焼けに染まった雲やバスの窓から一瞬見えた光景など、ふと目に入った事柄の断片は私の中で幸せな記憶として蓄えられています。
近年はそうしたイメージの断片から着想した色彩やかたちとキャンバス、絵具の滲みや厚み、かすれや質感の差異など様々な絵具の扱い方や重なりの試みといった素材の物質的なコントラストを取り合わせて抽象絵画を制作しています。
作品には「colors on canvas」というシリーズタイトルをつけ、絵具それ自体のすがたにフォーカスした絵画の物質的な要素の捉え方を示唆する事で、観客の見ているイメージは絵具というパーツの組み合わせである事を明らかにします。それによって観客にイメージの断片と物質的なマテリアルの構造、構成美双方の行き来を助け、視点の変化によるものの捉え方の差異や可能性を提示しています。
大畑公成
京都を拠点に活動する画家・大畑公成は、2003年京都造形芸術大学情報デザインコースで様々な分野のメディア技術を学びながら平面制作へと繋げ、卒業後はオーストリアのウイーン応用芸術大学に留学、2010年に絵画専攻で修士号を取得しました。
作品は、具象から抽象へ、油画からアクリル画へと制作スタイルの変遷を辿りながら、一貫して清新な色彩表現による洗練された世界観を生み出しています。近年は「colors on canvas」と名付けた、日常生活の中で目にした記憶の一片を印象として描くシリーズを精力的に制作し、絵具という素材を即時的かつ即物的に画肌に活かしながら、見る人の心象風景を想起させる普遍のイメージを同時に創り上げています。
本展では「colors on canvas」シリーズより、新作を多く含む約50点を展覧いたします。この機会にどうぞご高覧ください。
作家ステートメント
普段の生活の中で何気なく目にしたもの、例えば近所の軒先の草花や大雨の降る様、夕焼けに染まった雲やバスの窓から一瞬見えた光景など、ふと目に入った事柄の断片は私の中で幸せな記憶として蓄えられています。
近年はそうしたイメージの断片から着想した色彩やかたちとキャンバス、絵具の滲みや厚み、かすれや質感の差異など様々な絵具の扱い方や重なりの試みといった素材の物質的なコントラストを取り合わせて抽象絵画を制作しています。
作品には「colors on canvas」というシリーズタイトルをつけ、絵具それ自体のすがたにフォーカスした絵画の物質的な要素の捉え方を示唆する事で、観客の見ているイメージは絵具というパーツの組み合わせである事を明らかにします。それによって観客にイメージの断片と物質的なマテリアルの構造、構成美双方の行き来を助け、視点の変化によるものの捉え方の差異や可能性を提示しています。
大畑公成
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企画・主催
一般財団法人 軽井沢ニューアートミュージアム
作品情報
その他
「Symphony」限定20部 ドローイング販売
「colors on paper」