概要
この度軽井沢ニューアートミュージアム・ギャラリーでは、前川強を中心に、日本が誇る前衛美術グループ・具体美術協会(1954~1972)に所属し、解散後も現代アートの最前線で活動したアーティストたち、”具体人”による貴重な作品の数々を展覧いたします。
具体美術協会、通称「具体」は、抽象のさらにその先の表現を目指し1954年に兵庫県芦屋市で設立されました。「人の真似をするな」「これまでにないものをつくれ」というリーダー・吉原治良の指導のもと、当時の若きアーティストたちは集い、それまでの伝統に惑わされることなく自己の表現を追求しました。
具体の第二世代を代表する作家の一人である前川は、ドンゴロス(麻布)を用いたレリーフ状のタブローを代表作とし、抽象表現主義的傾向の強い具体のなかでも物質性の強さで異彩を放っています。柔軟性と強固さを併せ持つ麻布の特性を活かすことで、大胆かつ繊細な未踏の造形を実現してきました。1972年の具体解散は、前川にとって従来の彫刻的な側面を残しながらも新しい表現方法を模索し、洗練の度合いをさらに高める転換期となりました。
今展では、ギャラリー所蔵作品を中心に、1972年の具体解散後も挑戦的な作品を作り続けた”具体人”26名、60以上の作品が一同に会します。是非この機会にご来場賜りますようご案内申し上げます。
展示作家(順不同):
前川強、白髪一雄、元永定正、田中敦子、山崎つる子、吉原治良、上前智祐、鷲見康夫、松谷武判、名坂有子、名坂千吉郎、坪内晃幸、嶋本昭三、松田豊、浮⽥要三、今中クミ⼦、堀尾貞治、小野田實、木梨アイネ、吉原通雄、今井祝雄、ヨシダミノル、⾼崎元尚、森内敬子、村上三郎、向井修二
具体美術協会、通称「具体」は、抽象のさらにその先の表現を目指し1954年に兵庫県芦屋市で設立されました。「人の真似をするな」「これまでにないものをつくれ」というリーダー・吉原治良の指導のもと、当時の若きアーティストたちは集い、それまでの伝統に惑わされることなく自己の表現を追求しました。
具体の第二世代を代表する作家の一人である前川は、ドンゴロス(麻布)を用いたレリーフ状のタブローを代表作とし、抽象表現主義的傾向の強い具体のなかでも物質性の強さで異彩を放っています。柔軟性と強固さを併せ持つ麻布の特性を活かすことで、大胆かつ繊細な未踏の造形を実現してきました。1972年の具体解散は、前川にとって従来の彫刻的な側面を残しながらも新しい表現方法を模索し、洗練の度合いをさらに高める転換期となりました。
今展では、ギャラリー所蔵作品を中心に、1972年の具体解散後も挑戦的な作品を作り続けた”具体人”26名、60以上の作品が一同に会します。是非この機会にご来場賜りますようご案内申し上げます。
展示作家(順不同):
前川強、白髪一雄、元永定正、田中敦子、山崎つる子、吉原治良、上前智祐、鷲見康夫、松谷武判、名坂有子、名坂千吉郎、坪内晃幸、嶋本昭三、松田豊、浮⽥要三、今中クミ⼦、堀尾貞治、小野田實、木梨アイネ、吉原通雄、今井祝雄、ヨシダミノル、⾼崎元尚、森内敬子、村上三郎、向井修二