内藤楽子展

先端の焦げ後が生む有機的なライン。和紙の重なりから生まれるグラデーションや、影が落とす陰と陽のコントラスト・立体感。
絵画の新しい可能性を提示し続ける内藤楽子先生の世界をご紹介致します。

期間 : 2016年11月02日 - 2016年11月28日
開催時間 : 11 - 3 月  10:00-16:30 / 4 - 6 / 10月  10:00-17:00 / 7 - 9 月 10:00-18:00 ※最終日は15:00まで
会場 : ギャラリー2、3

インフォメーション

期間
2016年11月02日 - 2016年11月28日
会場
ギャラリー2、3
開館時間
11 - 3 月  10:00-16:30
4 - 6 / 10月  10:00-17:00
7 - 9 月 10:00-18:00
※最終日は15:00まで
※入館は閉館30分前まで
休館日
毎週火曜日 (8月無休)
料金
無料

概要

この度ホワイトストーンギャラリー軽井沢では、内藤楽子先生の展覧会を開催致します。
内藤楽子先生は東京藝術大学日本画科を卒業後、その華々しいキャリアを顧みず、夫であり芸術家の桑山忠明氏と共に1958年に渡米しました。渡米後は日本画から離れ、アクリル、マイクロレンズカメラによる作品など様々な技法を実験し、1990年後半にマテリアルが本来内包するテキスチャーの魅力に気づき、素材の持つ魅力を意識した作品へと傾向を変えていきました。そして現在は、原点とも言える和紙に着目し、絵画的な表現に挑戦し、その評価を高めています。

先端の焦げ後が生む有機的なライン。和紙の重なりから生まれるグラデーションや、影が落とす陰と陽のコントラスト・立体感。今展覧会では筆を一切とらずに線を、色を、奥行きを表現し、絵画の新しい可能性を提示し続ける内藤楽子先生の世界をご紹介致します。
和紙による作品を初め、最新作の数々を是非ともご高覧くださいませ。


メッセージ

今回の展覧会作品は9月にWhitestone Galleryで発表いたしました作品の延長になります。
主に2000年に入った頃からの作品で和紙やアルミ、金網を使った作品等です。
興味があるのは形態、素材、テクスチュアーで、自然の形、幾何学的な形と選んだ素材とテクスチュアーを使って新しいアートに挑戦しています。
政治的、社会的な意味は一切含まれておりません。
今後も何か新しい形、材料を探して作品を進行させるつもりでおります。


プロフィール

内藤楽子

作家略歴

1937年、東京生まれ。東京藝術大学日本画科卒業。

個展

1965年 ワールドハウスギャラリー(ニューヨーク)
    ノーストゥローロギャラリー(マサチューセッツ)
1972年 ヘンリーギャラリー(ワシントンD.C)
1978年 チャールストン・サンライズ美術館(ウェストヴァージニア)
1981年 イケダギャラリー(名古屋)
1982年 ギンペル&ハノーバーギャラリー(チューリッヒ)
    アンドレ・エミリヒギャラリー(チューリッヒ)
1992年 サクラギャラリー(名古屋)
2001年 Works of and with, but not on Paper展(デニス・カデーギャラリー、ニューヨーク)
2003年 レナーテ・ベンダーギャラリー(ミュンヘン)
2004年 アート・パリ(デニス・カデーギャラリーブース)
2007年 レナーテ・ベンダーギャラリー(ミュンヘン)
2009年 Permutation-Variant-Structure展(メイデン・レーン展示スペース、ニューヨーク)
  Thoughts in Circle & Squares展(ノマギャラリー、カリフォルニア)
2012年 Nature Constructed展(テイロー・ピゴットギャラリー、ワイオミング) 
2013年 ウェーバー・ファインアート(コネチカット)
2016年 内藤楽子展(Whitestone Gallery: Tokyo)
  内藤楽子展(軽井沢ニューアートミュージアム)

パブリック・コレクション

ラリー・アルドリッチ美術館(コネチカット)
マイアミ・デイド・コミュニティーカレッジ(フロリダ)
ケンパー・アートコレクション(イリノイ)
ローランド・ギブソン・アートファウンデーション、ポツダム州立大学(ニューヨーク)
ウェルズリーカレッジ・デービス美術館(マサチューセッツ)
コンテンポラリー・アートミュージアム(ブエノスアイレス)


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