概要
キャンバスいっぱいに描かれた古代生物や動物。今にも画面から抜け出しそうな生き物たちは、言い知れぬ悠然さを醸し出し
ています。作品の生き物たちには、家や木、他の生物が配されているものがあります。この地球に生きる動植物と人との関係
について、決して人のみが支配するものではないのだと大らかに表現しているように見えます。
一方で、生き物たちはこの作家の手にかかると果てしなく優しいオーラを放ちます。色彩の妙もありますが作品から何某かの
光を感じるのです。コラージュ作品を含め、金丸作品は観る者それぞれの想いが投影できます。
本展では今年3月刊行の「金丸悠児作品集 時を運ぶ者たち」に収められた作品を中心に展示いたします。ぜひご高覧ください。
ています。作品の生き物たちには、家や木、他の生物が配されているものがあります。この地球に生きる動植物と人との関係
について、決して人のみが支配するものではないのだと大らかに表現しているように見えます。
一方で、生き物たちはこの作家の手にかかると果てしなく優しいオーラを放ちます。色彩の妙もありますが作品から何某かの
光を感じるのです。コラージュ作品を含め、金丸作品は観る者それぞれの想いが投影できます。
本展では今年3月刊行の「金丸悠児作品集 時を運ぶ者たち」に収められた作品を中心に展示いたします。ぜひご高覧ください。
作家からのメッセージ
私はこれまで主に動物を描いてきました。
見たままを観察し描き写すのではなく、一度自分のフィルター
を通すことで、彼らが持つ特有のフォルムを抽出し、人間的な
表情やその内面を描き出そうと試みています。
動物たちは古来より、時に家族や友人として、時に畏怖の対象
として人々の生活の中に根付き、想いを投影する器として私た
ちの心の隙間を埋めてきました。彼らは、対話と共感を運んで
くれる隣人たちと言えます。
本展では、麻布や英字新聞によるコラージュの手法を用いた
「コラージュシリーズ」を中心に発表いたします。
動物たちの息づかいと共に、記憶(記録)の断片の積層から
悠久の時間を感じていただけましたら幸いです。 金丸 悠児
見たままを観察し描き写すのではなく、一度自分のフィルター
を通すことで、彼らが持つ特有のフォルムを抽出し、人間的な
表情やその内面を描き出そうと試みています。
動物たちは古来より、時に家族や友人として、時に畏怖の対象
として人々の生活の中に根付き、想いを投影する器として私た
ちの心の隙間を埋めてきました。彼らは、対話と共感を運んで
くれる隣人たちと言えます。
本展では、麻布や英字新聞によるコラージュの手法を用いた
「コラージュシリーズ」を中心に発表いたします。
動物たちの息づかいと共に、記憶(記録)の断片の積層から
悠久の時間を感じていただけましたら幸いです。 金丸 悠児
アーティスト情報
作家略歴
1978年 神奈川県生まれ2001年 東京藝術大学デザイン科卒業
2002年 アーティスト集団「C-DEPOT」を設立、代表
2003年 東京藝術大学大学院(大藪雅孝研究室)修了
EXHIBITION C-DEPOT 2003(以後~'12)
2005年 損保ジャパン美術財団選抜奨励展
2006年 韓国青年ビエンナーレ / 大邱文化芸術会館(韓国)
2007年 TCAF2007 / 東美アートフォーラム(~'09)
2010年 C-DEPOT 2010 旅
/ Shun Art Gallery熏依社画廊(上海)
2011年 アートフェア東京2011 / 東京国際フォーラム
東日本大震災復興チャリティ・オークション
2012年 ART TAIPEI / Taipei World Trade Center
2013年 KIAF / COEX,ソウル
2014年 個展 / Whitestone Gallery
2015年 画集「金丸悠児作品集 -時を運ぶ者たち―」
マリアパブリケーションズより刊行