概要
“偶然を生きるものたち”
それは《ポアリング》と呼ばれる技法によって生み出され、作家自身
さえも完全にはコントロールしきれない線で描く、偶然性を帯びた生き
ものの姿。エナメル等の塗料を床に置いた紙やキャンパスに垂らし描
くポアリング技法 。線の成り行きによって形はどんどん変わって行く 。
今井龍満はそれを、我々が生きていく上で思い通りにしたくとも、な
かなか思い通りには生きることができない事と似ていると思っている 。
思わぬところに垂れてしまったエナメルの染みさえも肯定的にとらえ、且
つ活かしながら人物、動物、生き物をモチーフに描く彼の世界観は
不思議と鑑賞者を魅了する。
それは《ポアリング》と呼ばれる技法によって生み出され、作家自身
さえも完全にはコントロールしきれない線で描く、偶然性を帯びた生き
ものの姿。エナメル等の塗料を床に置いた紙やキャンパスに垂らし描
くポアリング技法 。線の成り行きによって形はどんどん変わって行く 。
今井龍満はそれを、我々が生きていく上で思い通りにしたくとも、な
かなか思い通りには生きることができない事と似ていると思っている 。
思わぬところに垂れてしまったエナメルの染みさえも肯定的にとらえ、且
つ活かしながら人物、動物、生き物をモチーフに描く彼の世界観は
不思議と鑑賞者を魅了する。
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協力
H-ant Beat Gallery
作家からのメッセージ
今年の冬、3月初めに本展示のための打ち合わせで軽井沢を約25年
ぶりに訪れました。
当日は快晴でしたが、前日には雪が降ったせいもあったのか、駅を出
た瞬間の遥かに想像以上の空気の冷たさと澄んだ空気がとても印象的
でした 。他にとくに何かしたわけではないのですが 、その時に軽井沢
ってやはりちょっと特別な良い場所なのだなと言葉では表せない魅力の
ようなものを感じました 。 とくにまだ何かを話したわけでもないのに魅力
的な人に初めて会った時に感じるのと似たような感覚 。魅力といっても
様々な種類がありますが、私は美術作品にもそんな一瞬で惹かれる説
明しきれない特別な魅力があることがとくに重要なものの一つと考えてい
ます。今回の展示でも、そのような魅力をまとった作品を数多く発表で
きればと考えています。
今度は夏の軽井沢。個人的にもとても楽しみにしています。
今井 龍満
ぶりに訪れました。
当日は快晴でしたが、前日には雪が降ったせいもあったのか、駅を出
た瞬間の遥かに想像以上の空気の冷たさと澄んだ空気がとても印象的
でした 。他にとくに何かしたわけではないのですが 、その時に軽井沢
ってやはりちょっと特別な良い場所なのだなと言葉では表せない魅力の
ようなものを感じました 。 とくにまだ何かを話したわけでもないのに魅力
的な人に初めて会った時に感じるのと似たような感覚 。魅力といっても
様々な種類がありますが、私は美術作品にもそんな一瞬で惹かれる説
明しきれない特別な魅力があることがとくに重要なものの一つと考えてい
ます。今回の展示でも、そのような魅力をまとった作品を数多く発表で
きればと考えています。
今度は夏の軽井沢。個人的にもとても楽しみにしています。
今井 龍満
アーティスト情報
作家略歴
1976 東京生まれ1995 グラン・ショミエール(パリ)にて学ぶ
今井俊満アトリエ/アシスタント
2009 Tokyo Contemporary Art Fair 2009 (TCAF/東京美術倶楽部)
2010 Young Art Taipei 2010 - 2014 (台北)
Affordable Art Fair Singapore 2010 - 2014 (シンガポール)
2012 Art Fair Tokyo 2012 (H-art Beat ブース/東京国際フォーラム)
2013 Affordable Art Fair Hong Kong 2013 - 2014 (香港)
2014 Art Fair Tokyo 2014 (H-art Beat ブース/東京国際フォーラム)
-偶然を生きるものたち- 今井龍満絵画展(松坂屋名古屋店 美術画廊)
2015 H-art Beat Gallery オープニング展 坪田昌之×今井龍満 展