ギャラリー

土田康彦 -Yasuhiko Tsuchida-「ヴェネツィアの風、軽井沢の夏模様」

インフォメーション

期間
2014年07月02日 - 2014年07月28日
会場
ギャラリー3
開館時間
10:00~18:00
※最終日は15:00まで
※入館は閉館30分前まで
休館日
毎週火曜日 (8月無休)
料金
無料
作家在廊日
7月18日(金)~25日(金)

概要

ヴェネツィアンガラスの作品を中心に、絵画、映像、インスタレーションなど、様々なメディアを使用して制作を続ける土田康彦。各作品には、土田の哲学的なコンセプトが揺らぐことなく一貫して存在しています。竹をモチーフとする『バンブー・コレクション』をはじめ、一昨年には白いガラスによる詩的な『イマジン・シリーズ』また昨年はロマン溢れる『運命の交差点・シリーズ』など、日々進化するテーマに期待が高まります。今展では、『ヴェネツィアの風、軽井沢の 夏模様』と題し、鮮やかで夏らしい涼けさが感じられる作品約30点を発表予定。 また、土田の義父であるスキアヴォン・フランコ氏とのコラボレーション作品も新たに発表いたします。


メッセージ

2012年、僕の夏は軽井沢にあった。 数年ぶりに日本の夏を体感する。 幼い頃の思い出が僕の胸を占領していた。 青空に響き渡る蝉時雨、 小川のせせらぎ、 浅間山に浮かぶ入道雲。 雨上がりの香り、 吸い込まれそうな夜空に浮かぶ天の川、 そして、心優しい軽井沢の人々。僕が再びヴェネツィアに戻った時、 季節は巡っていた。 夢から覚めたような気がした。 そして、水上バスに揺られながら、 またいつの日か、軽井沢に帰りたいと思った。2年ぶりの軽井沢での個展です。 皆様とお会いできることを心より楽しみに しております。


プロフィール

土田康彦

1969年 大阪市に生まれる
1988年 辻調理師専門学校卒業後、パリに移住し、食と芸術の道を目指す
1992年 ヴェネツィアへ住まいを移す
1995年 ムラーノ島にてガラス制作を開始
1996年 スキアヴォン・ガラス社 アートディレクターに就任
日本の竹をモチーフとする『バンブー・コレクション』を発表
2003年 ヴェネツィア・ガラス研究所理事長しに就任

受賞歴
2004年 デュッセルドルフにて名誉技術賞 受賞
2008年 トスカーナ・グロセト市より文化振興貢献者褒章 受賞
オープン国際彫刻展 最優秀グランプリ受賞
2014年 第53回日本現代工芸展 現代工芸賞 受賞


イメージ

スウィーツ・シーリズ「宝物 Tesoro」

ネオクラシコ・シリーズ「雅一陽」

孔雀・シリーズ「淡い記憶の中に」


企画・主催

一般財団法人 軽井沢ニューアートミュージアム