概要
小泉悟は子供の姿と動物の表皮を融合させた木彫作品の制作を続けています。子供の表情はあどけなくもどこか不安げな目をしており、動物の表皮にすっぽりと包まれているようでもあり、同時にその姿に違和感を感じているようでもあります。
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企画・主催
一般財団法人 軽井沢ニューアートミュージアム
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協力
メグミオギタギャラリー
作家からのメッセージ
私達は「生きる」という動物的な本能につきうごかされながらも、自然界から離れ、エゴによって様々な選択を重ねて生活をしています。野性と理性の狭間で揺れる未成熟なものとして存在する私達の肖像を、小泉は「人?間」と称して木彫として表現しています。曖昧で移ろいやすい「人?間」の姿は、しなやかで力強い樟の素材を通して美しい輪郭をみせます。日本伝統の工具を使用し、着彩には砥の粉や松煙を施した作品は細部まで丁寧に仕上げられた作品群をぜひ会場にてご高覧ください。