1960年代にリトアニア出身のジョージ・マチューナスによって始められた芸術活動には様々な国のアーティストが参加した。ヨーロッパで始まり、ニューヨークで展開されたこの活動は「Fluxus」(フルクサス)と名づけられ、美術、音楽、文学等のジャンルを問わず、新しい芸術分野を開拓していく。
当時はアンダーグラウンドな活動であったが、コンセプチュアルアート、パフォーマンス、マルティプル、ミックストメディア、ミニマル等、現在の芸術でおこなわれているさまざまなアイデアの基礎的な形が、この運動を通じて試みられている。
このグループに参加した主要なアーティストは
アメリカでは、ジョージ・ブレクト、ロバート・ワッツ、ディック・ヒギンス。
ヨーロッパではジョセフ・ボイス、ベン・ボーティエ、ダニエル・シュペリ。
アジアではナムジュン・パイク、オノ・ヨーコ、靉嘔、塩見允枝子など多岐に渡る。