シン・チャイナ・パルス展: 特別パフォーマンス by ダイ・イン

開催日:2026年8月8日(土)
開催時間:午前:11時半
午後:2時半
(パフォーマンスは10分~15分程度です。)
場所:軽井沢ニューアートミュージアム 2F 第2展示室
進行:学芸員
参加費:展覧会入場チケットのみ
対象:子どもから大人まで(幼児は保護者同伴)
軽井沢ニューアートミュージアム
Tel. 0267-46-8691
学芸課
ダイ・インによるパフォーマンスイベントを開催いたします。
ダイ・イン(1983年、中国・四川省生まれ)は、北京とニューヨークを拠点に多様なメディアを横断して制作活動を行うアーティストです。5歳から中国の伝統的な書と水墨画を学び、東洋の精神性と現代美術を融合させた独自の表現を展開しています。
今回展示している映像《Red》(2025)は、生命の生成と身体、知覚、精神性への探究を体現する香港で初めて実演したパフォーマンスで、大型インスタレーション《Temple 2》とセットで構成されています。
《Temple 2》は2万枚を超える手染めの宣紙による没入空間で、観客はその内部を這って進み、生命の内部を思わせる体験を得ることができるよう作られています。映像内では、作家が血痕の残る白衣をまとい、目を覆い、口を赤い布で縛った姿で内部から這い出ます。
視覚や言葉を一時的に手放すことで、触覚や呼吸、重力を通して世界との根源的な関係を再構築する試みなのです。
女性の身体経験を起点としながらも、誕生や血、痛み、再生をすべての生命に共通する起源として捉え、生命がいかに世界と出会い、知覚を形成するのかを問いかける作品です。
パフォーマンスの目的:
①生命の起源を身体から考える
・女性の身体を生命誕生の場として捉え、血や痛み、再生を生命の普遍的な経験として提示する。
②視覚と言語中心の世界の認識を問い直す
・あえて目隠しと口を縛ることで、触覚や呼吸など身体本来の知覚を呼び起こす。
③観客自身の身体感覚を喚起する
・物語や象徴を理解してもらうためのパフォーマンスではなく、作家自身の身体を通して「世界との最初の関係」を感じてほしい。
是非、ライブでこのパフォーマンスの再演に立ち合ってみませんか?
お待ちしております。

ダイ・イン/Dai Ying《神廟Ⅱ/Temple 2》2025年
展覧会の概要はこちらからご覧いただけます。
REPORT
白いロングドレスを纏い、顔や腕など全身の肌を血や炎を想起させる赤一色にペイントしたダイ・イン氏が、
大型インスタレーション《Temple 2》の前に登場。鈴の音を響かせながら空間を回遊し、天を仰ぐようにして激しく、時に狂気さえはらんだ舞を披露。
中盤からは激しい嗚咽、そして当館の1階にまで響き渡るほどの圧倒的な叫び声が響き渡りました。
身体の痛みや生命の根源的なエネルギーを容赦なく突きつける約20分間の表現は、観る者の知覚を強く揺さぶる、
五感を圧倒するパフォーマンスとなりました。
午前・午後の2回開催で、各回約20名のお客様にお立ち合いいただき、その息をのむような緊迫感と熱量の中でイベントは大成功のうちに幕を閉じました。ご来場いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。
本パフォーマンスの模様を収めた映像作品は、後日公開される予定です。
ダイ・イン氏が命を吹き込んだ《Temple 2》の没入空間は引き続き展示しておりますので、ぜひ当館にてその余韻をご体感ください。
◇パワーアップした軽井沢でのパフォーマンスの映像(ダイジェスト版)はこちらからご覧いただけます。