概要

KaNAM Challenge Wall 第16弾「足立明里展Ⅱ」。昨年の夏、今企画を素敵な作品で彩ってくれた足立明里が今年も帰ってくる。
愛知県出身・在住の作家である足立が描くモチーフは動物。そして制作のテーマは「繋がり」。
愛くるしくもどこか憂いのある表情を見せる動物たちは、単に可愛いだけでなく人間の本質、感情を表す鏡のような存在である。動物の表情や仕草、その動物が佇む世界観、鑑賞者はその可愛らしさの奥に自分自身や過去、出会った人達、あらゆる繋がりと向き合う時間を見出すことが出来るだろう。
今回、「繋がり」に加えて新たなにテーマとして描いているのが「必ず来る別れ」である。それとどう向き合うのか。悲しみや感謝、そしてまた新たな出会い。「別れ」は必ずしも繋がりを絶つ物ではなく、別れによってより強まる繋がりもあるだろう。
掲げたそのテーマを知って作品を見た時、向かい合う先に見える世界、そして繋がりはまた違う物になるだろう。美しい色彩と動物たちに彩られた世界は、最後にきっと優しい気持ちにしてくれるはずだ。 ぜひこの夏も足立明里の世界をご覧頂きたい。

→アーティスト情報はコチラから
→前回の企画展情報はコチラから