10月23日(木)・24日(金)の2日間、当館にて地元軽井沢高等学校1年生2名の就業体験を実施しました。
初日は展示室を巡りながら、美術館の役割や作品の見せ方について学んだほか、普段は見ることのできない収蔵庫などの施設見学も行いました。
その後、好きな作品をひとつ選び、作品に対する感想をもとに「解説文」を作成、スタッフの前で発表する“ギャラリートーク”の時間も設けました。高校生ならではの視点でまとめられた言葉が、スタッフにとっても新鮮な発見のきっかけとなりました。完成した解説文は、現在展示室にて作品横に掲示しておりますので、ぜひ探して読んでみて下さい。来館者の方にも、高校生ならではのまなざしを通した鑑賞体験を楽しんでいただけると思います。

2日目には、中庭の落ち葉掃きなどの館内環境整備も行いました。作品展示を支えるのは、こうした日々の細やかな作業であることを実感する時間となりました。
また実務体験として、ミュージアムショップやチケットのもぎりも体験し、お客様への挨拶やチケット確認など、実際の来館対応にも挑戦しました。丁寧な受け答えと明るい声かけで、お客様をお迎えしようとする姿勢が感じられました。

2日間を通して2人からいただいた感想の一部をご紹介します。(原文ママ)
「美術館ってピッしりしてるイメージだったけど落ち着く場所だった。いろんな作品があって面白かったり、1つの絵をじっくり見るとたくさんのことが分かって、絵を見る楽しさが分かった。」
「(美術館スタッフが)常にお客様のことを考えて、作品の周り方(展示の順番)や照明、展示ケースの大きさなどが考え尽くされていてすごかった。」
担当スタッフもとても勉強になった2日間でした!
今回の体験が、2人にとって新たな視点や気づきにつながる時間となっていれば幸いです。また遊びにいらして下さいね!
※写真の公開については、学校よりご了承をいただいています。
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