お知らせ

博物館実習がありました

2017年12月14日(木)~16日(土)と2018年1月11日(木)~13日(土)の計6日間、博物館実習を行いました。
今回の実習生はすでに社会人として働きながら学芸員資格の取得を目指しているYさんです。

前半では、期間中に行った「組紐ワークショップ」の補佐として受付や組紐づくりのサポートなど、教育普及活動の一端を体験していただきました。また、美術館公式FBにそのレポートも書いていただきました。

「組紐ワークショップ」のレポートはこちら↓
https://www.facebook.com/pg/KaruizawaNewArtMuseum/photos/?tab=album&album_id=1564349150310452

年が明けて行った後半では、まず現在開催中の「アートはサイエンスⅡ」展の中から一人作家を選んで頂き、作家解説パネルの作成と学芸スタッフをお客様に見立ててギャラリートークを行いました。彼女が選んだのはジョン・ケージ。実験的で多様な音楽表現を試みたケージですが、彼の活動の本質を捉えようと文献に向き合い、わかりやすく説得力のある解説を作ってくれました。パネルは展示室に掲示していますので、ご来館の際にはどうぞ、ご覧くださいね。

最後に、2つの展示室を使って、当館コレクション作品を中心に、他館から作品を数点借用しながら構成するという設定で自主企画展を考えていただきました。また、模型を使ったプレゼンも。模型は作品の縮尺や台座などすべて手作りです。

他にも、現在制作中の展覧会図録の原稿校正や平面作品の取扱いと展示作業などなど、盛りだくさんでしたが、終始、穏やかに、しっかりと取り組んでくれました。

働きながら学ぶのは大変なことと思います。だからこそ、その想いは真剣で、想いを実現させようとするその姿勢にはかえってこちらが教えられた思いです。いつか、お仕事でご一緒できる日が来ることを期待しています。お疲れ様でした!ありがとうございました。


1月のワークショップ報告レポートUpのお知らせ

「アート初め‐オリジナル扇子をつくろう‐」ワークショップの報告欄を更新いたしました。
詳しくはHPの下記Educational欄(スクロールした下部)でご覧いただけます。

こちらから。
また、当館のフェイスブックにアルバムを作成いたしましたので、写真をごらんになれます。


第70回全国造形教育大会の研究授業がありました。

2017年11月17日(金)全国造形教育研究大会の鑑賞授業が軽井沢ニューアートミュージアムで行われました。美術科の先生が県外から七十数名、県内から十数名来館され軽井沢中学校3-4組の授業を見学しました。美術科の横尾先生は当館で夏から複数回授業をし準備を重ねてきました。当日は「アートはサイエンスⅡ」で展示されている多様な作品を使って生徒と生徒、生徒と来館された先生方、それから生徒と学芸員の間で様々な議論が繰り広げられました。

生徒たちが一人ひとり作品に向き合い、自分の感覚を懸命に言葉にしようとする真摯な姿に心打たれました。アートのヒトとヒトをつなげる力など無限の可能性を感じました。
さて、長野県は全国で博物館とそれ以外の文化施設等を加えると400を超えるミュージアムがあり全国で1番多いそうです。その中でこのように全国の美術科の先生方に当館を知っていただける機会をいただけたことを嬉しく思います。
地域と連携してますます現代アートが町や県全体を活性化していけたらと願っております。

この鑑賞授業の様子は当館のフェイスブックのアルバムでもごらんいただけます。
こちらから。