展覧会

花田和治の世界「自然と対話する」

インフォメーション

期間
2021年04月17日 - 2021年07月18日
会場
軽井沢ニューアートミュージアム
第1~第6展示室(2階)
開館時間
11:00~17:00
※入館は閉館30分前まで
※新型コロナウイルス感染症拡大状況により開館時間が変更になる場合があります。
※7月より10時オープンとなります。
休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
料金

▷ 一 般           1200円
▷ 高・大生/65歳以上      900円
▷ 小・中学生       600円

※20名以上の団体で来館の場合、上記各観覧料の200円引き
※未就学児無料、障がい者無料(付添いの方1名は半額)

お問い合わせ先
軽井沢ニューアートミュージアム
tel.0267-46-8691
学芸課

概要

軽井沢ニューアートミュージアムが独自の視点で今、注目すべき作家をクローズアップする企画展シリーズ「今、世界で評価され続けているアジア人作家」より、引き続き北海道を拠点に独自の抽象表現を確立した作家・花田和治(1946-2017)を紹介します。

花田和治は1946年に北海道札幌市に生まれました。65年に東京藝術大学に入学し小磯良平(1903-1988)に師事、油彩画を学びます。71年に同大学大学院を修了した後74年に札幌に戻り、その後2017年に没するまで北海道で制作を続けました。在学中から図形的な絵画を試みていた花田は帰郷後、明るい色面を方形で構成する絵画を手掛け、やがて北海道の自然や自身の日常をテーマにその本質をシンプルな形態に抽象化する表現を生み出しました。晩年には物語を連想させるような描写へと変化し、ユーモラスで叙情豊かな作品を残しました。

「花田和治の世界」展(2020年11月14日~2021年3月28日)の続編として、前回紹介しきれなかった未公開作品を加え、花田作品の創造性をより深く掘り下げて展示いたします。

作家が実際の風景を見てどのように作品を制作していったのか、制作にかける思いや考え方、過程、興味をもった様々なモチーフ。今回の展示ではそれらをデッサンや写真などと併せて展示します。
どうぞご高覧ください。



〇 花田和治の世界「自然と対話する」展において360°カメラで撮影した展覧会の様子がご覧いただけます。 お楽しみください。
リンクはこちらから→→→花田和治の世界「自然と対話する」展  360°Gallery


描きかけの絵のまわりで 花田和治

○出品リスト
花田和治の世界「自然と対話する」


○特別企画
花田和治作品を味わおう!
期間限定で花田和治「母の列車」(2005)をモチーフにしたデザートを、付設のレストラン・カフェで お楽しみいただけます。この機会にぜひどうぞ。


メッセージ

○ご来館の際には「新型コロナウイルス感染症」拡大防止にご協力ください。

・マスクの着用をお願いします。
・美術館入口付近に設置しているアルコール消毒液にて手消毒をお願いします。

作家略歴

1946 昭和21   北海道札幌市に生まれる
1965 昭和40 19 東京藝術大学美術学部油画科に入学、小磯良平に師事
1971 昭和46 25 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修士課程修了
1972 昭和47 26 3ヶ月間、渡欧(北欧から南下しイタリアのナポリまで旅行)
1974 昭和49 28 札幌に戻る
1975 昭和50 29 北海道女子短期大学非常勤講師(1983年3月まで)
1976 昭和51 30 北海道造形美術学院講師(1987年4月 主任講師、1996年8月退職)
1978 昭和53 32 美術研修のためアメリカに1ヶ月間滞在(3月~4月)
1979 昭和54 33 藤女子短期大学非常勤講師(1992年3月まで)
1982 昭和57 36 北海道抽象派作家協会同人となる
1991 平成3  45 札幌大谷短期大学非常勤講師(2008年3月まで)
2006 平成18 60 「北海道の美術・この100点」展(北海道立近代美術館)
2011 平成23 65 「A★MUSE★LAND★TOMORROW 2012 in MIGISHI MUSEUM おばけのマールと絵のふしぎ」展(北海道立三岸好太郎美術館)
2012 平成24 66 個展(「Northern Aspects #04 FANTASY 花田和治の色と形」展)(北海道立近代美術館)
2014 平成26 68 紺綬褒章受章
2017 平成29 71 逝去


イメージ

映美のFANTASY 2005(平成17)年 油彩・キャンバス 

鯉幟 1995(平成7)年 油彩・キャンバス 

海と岩 1999(平成11)年 油彩・キャンバス 


企画

一般財団法人 軽井沢ニューアートミュージアム

共催

協賛 株式会社NEW ART HOLDINGS