ロナルド・ヴェンチューラ展-内省
インフォメーション
- 期間
- 2021年08月07日 - 2022年04月10日
- 会場
- 軽井沢ニューアートミュージアム
第1~第6展示室(2階) - 開館時間
- 10:00~17:00 (8月は18時まで開館)
※入館は閉館30分前まで - 休館日
- 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
- 臨時閉館・開館のお知らせ
- 8月は無休
- 料金
▷ 一 般 2000円
電子チケット(前売)1名様 1800円
2名様 3500円★電子チケットの購入は以下をご利用いただけます
Webket / JTB / コンビニ※電子チケットは利用日の前日まで購入可能です。
※入場当日に購入した電子チケットはご利用できません。2022年4月9日(土)23:59までご購入が可能です。ご注意ください。▷高大生:1000円
▷小中生:500円
※未就学児無料 障がい者無料(付き添いの方1名は半額)- お問い合わせ先
- Karuizawa New Art Museum 学芸課
Tel. 0267-46-8691
概要
フィリピン出身の作家、ロナルド・ヴェンチューラ(1973~)の日本の美術館では初となる個展です。
2009年、ニューヨークのギャラリーで「肌の形而上学」展において紹介されて以来、欧米各地と台湾や香港などのアジア圏でも作品を発表し注目を集めている若手作家です。
ヴェンチューラは、自らのアイデンティティーを繰り返し深く掘り下げ、内省し、人間の表皮である「肌」の表現の可能性を探求しています。その表現方法は初期作品から一貫しており、多分野を造形的に、且つ哲学的に取り込み、重ね合わせて絵画や彫刻に反映させています。
30年におよぶ作家人生の回顧的な展覧会として、立体から新作の絵画作品まで約120点を展示します。
軽井沢ニューアートミュージアムの新しいシンボルになりそうな犬の守り神「ボブロ」も登場します。
お楽しみください‼
メイン画像
ロナルド・ヴェンチューラ《無題》2021年、油彩・キャンバス 243.8×365.8 cm
○出品作品リスト
展示期間:2021.8.10(sat)-2022.4.10(sun)
◇ Ventura展特集記事などは
こちらから
-本展みどころ-
1. 黄金の骨をたずさえる3メートルを超える犬の守り神!?「ボブロ」現る!
2. 漆黒の彫刻群「ブラックスターシリーズ」と、空中散歩する「船」がおりなす幻想的近未来世界!
3. アメリカ生まれの人気ポップアイコンや日本のアニメキャラクターたちが登場する世界の縮図的超大作
4.執拗なまでのオブジェ愛:カラフルなユニコーンの角から溶けるクマまで!
ご注目ください‼



◇展覧会のコンセプト
〇 1F プロローグ
〇 第1展示室 ブラックスターシリーズと一艘のボート
〇 第2展示室 溶けるクマからユニコーンの角まで
〇 第3展示室 世界の縮図的超大作
〇 第4展示室 危険区域
〇 第5展示室 古典芸術へのオマージュと行き止まり
〇 第6展示室 診察室
〇 さいごに
◇作品案内
〇《ボブロ》2018年
〇 《ブラックスターシリーズ》・《波》2016年
〇 「第2展示室の彫刻について」
〇 「絵画作品について、第3展示室を中心に」
〇 「テレビ型作品を通して《見せ物社会》に生きる私たちを見つめる」
〇 《オーバーディフェンス》2017年
〇 「 第4展示室: 不穏な香りのする動物たち」
〇 「 看板型の作品 《ライトボックスシリーズ Point of Know Return 》(2012年)」
〇 《どこにも通じていない十字路》2015年
〇 《無題》(キリスト磔刑図)2021年
◇ 360°カメラによる展覧会風景
”ロナルド・ヴェンチューラ- 内省”
メッセージ

≪ボブロ≫ 2018年 ガラス繊維、樹脂、アクリル、金箔 317.5×165.1×137.2cm
ロナルド・ヴェンチューラ(1973年~)は世界のアートシーンで現在、最も注目されているアジアを代表する作家の一人です。彼の作品はアメリカ、ヨーロッパ、アジア各国のギャラリーや美術館で紹介され、現代美術の最先端として高い評価を得ています。
ヴェンチューラは無意識の世界を幻想的に表現するシュルレアリスムの手法を現代的にアップデートし社会の様相を表現しています。彼のイマジネーションにより湧き上がる様々なイメージは絵画やオブジェの中で絡み合い、その混沌とした世界は複雑な現代社会を高度な技法と独自のセンスで的確に表現し完成させたものです。
現代アートはわかりにくいという話を聞きますが、彼の作品は人気のあるアニメやゲームのキャラクターと写実的な人間、動物、見慣れた風景や日常生活などが並列して一つの作品中に置かれ、直感的に感じ取れるものが多い作風です。専門的な美術ファンから幅広い年代まで作品の持っている様々な表現やイメージを鑑賞者各々が楽しんでいただけるものだと思います。
今回の展覧会は、この注目すべきアーティストの日本で初めての美術館での展覧会として、過去最大規模の作品群が紹介されます。この機会にできるだけ多くの皆様にご覧いただければ幸いです。
館長 松橋英一
プロフィール

作家略歴
1973 フィリピン、マニラに生まれる
1993 アジア最古の大学フィリピンマニラにある聖トマス大学絵画学科卒業
卒業後、母校で美術講師としてしばらく働く
2005 「ヒューマンスタディシリーズ」でオーストラリア・シドニーのアーティスト・イン・レジデンスの奨学金受賞
2009 「肌の形而上学」(タイラーロリンズファインアートギャラリー、ニューヨーク、アメリカ)
2011 サザビーズ(香港)で絵画《Grayground》が東南アジアのアーティストとして最高額で取引される
「サウザンアイランズ」(千の島)(タイラーロリンズファインアートギャラリー、ニューヨーク、アメリカ)
「ヒューマニム1」(ファインアートセンター、台北、台北)
2013 「空虚と鳥かご」(ペロタンギャラリー、香港、中国)
2014 「ブルル(道祖神・地蔵)-ロナルド・ヴェンチューラとフィリピンの伝統的なアート」(ルガーノ文化博物館、スイス)
2016 「プロジェクト:家を探して」(MOCA、台北、台湾)
2018 「コミックライブス」 (Whitestone Gallery、東京、日本)
2021 「コミックストライプス」(Whitestone Gallery、東京、日本)
「ロ ナルド・ヴェンチューラ展-内省」(軽井沢ニューアートミュージアム、 長野、日本)
ほか多数。
イメージ

≪無題≫ 2021年 油彩・キャンバス 304.8×213.4cm

≪コミコスミック2 ≫ 2020年 油彩、キャンバス、ガラス繊維、樹脂製フレーム 96.5×78.7cm

≪ハイパービースト≫ 2017年 ガラス繊維、樹脂、鉄、油彩、ポリウレタンペイント 71.1×256.5×116.8cm
企画
一般財団法人Karuizawa New Art Museum 、ロナルド・ヴェンチューラスタジオ
主催
一般財団法人Karuizawa New Art Museum 、産経新聞社
協力
株式会社NEW ART MUSEUM、株式会社ホワイトストーン
後援
駐日フィリピン共和国大使館長野県教育委員会、軽井沢町、信濃毎日新聞社、SBC信越放送、NBS長野放送、TSBテレビ信州、abn長野朝日放送、FM軽井沢、軽井沢新聞社、軽井沢ニュース舎