ギャラリー

Yuco Maruo: INTOPIA

インフォメーション

期間
2018年04月25日 - 2018年05月27日
会場
Gallery 3
開館時間
10:00-17:00

休館日
毎週火曜日
料金
入場無料
作家在廊日
5月3日(木)
お問い合わせ先
軽井沢ニューアートミュージアム
Tel. 0267-46-8691
ギャラリー担当

概要

この度Whitestone Gallery Karuizawaでは、丸尾結子による個展「Intopia」を開催いたします。
これまで丸尾結子は、クレイアニメーションから発展した可愛らしいキャラクター作品を発表してきましたが、2016年の軽井沢ニューアートミュージアムでの個展「Bloom」から、より抽象的な立体作品の制作に取り組んできました。それから2年、今回の「Intopia」では、丸尾は自分の内面を見つめ続け、その中で探し続けた「より純度の高い幸福感」の存在を表現し、一つ一つ確かめながら制作したからこその独自性を持つ、他に類を見ない作品を生み出しました。
丸尾にとって、出会う人やものは、感動している自分に出会うためのきっかけである、と言います。誰かのためではなく主体的に、何かに感動している本来の自分に戻るためのきっかけに出会い続け、そこで確かに自分の中に感じられる感覚を作品で再現し、またその作品が、それを見た人の心のユートピアに触れるきっかけになる。忙しい日々の中で、出会うものや人を短絡的にカテゴライズしたり、分析したりして自分の中で消化してしまうことは簡単です。しかし、あえてそうせずに、自分の内面を丁寧に探ることで感じられた、まだ名前すらない感覚と存在感を石粉粘土で再現することにより、誰かにとっての本来の自分に出会うきっかけを作り出しています。
今展でしか出会うことのできない、丸尾結子によって生み出された唯一無二の存在との出会いをぜひお楽しみください。


関連イベント

ハッピーの手触り <個展開催記念ワークショップ>  詳細はこちらから
出演 : 丸尾結子
日時 : 5月3日(木), 4日(金), 5日(土)
*丸尾結子在廊は3日(木)のみ

丸尾結子の今回の作品は、幸せ感のようなイメージの漂うシリーズ作品です。
今回のワークショップでは、参加者といっしょに自分のちょっと幸せな気分を想像しながら、
そのイメージで紙粘土で自由な形(簡単なカタチでも、生き物のようなものでも)を作ってみる体験をします。
おとな、こども、どなたでも参加いただけます。


メッセージ

その作品は、白く柔らかい、そして意識する間もなく鼓動を感じてしまうような繊細な曲面が、独特な存在感を放ちます。しかし、今回発表された新作は、これまで重要なモチーフの一つだった「生命的なエネルギー」に左右されることのない、そこに静かに佇む、別の新たなエネルギーとの出会いを模索した意欲作となりました。


プロフィール

丸尾結子

造形作家。やわらかな生命感や、 少しねじれたり絡まったりしたような感情を漂わせる「いきもの」的造形やその世界観を創り続けている。
立体造形のほかクレイアニメーションも手がける。
アートの実験工房・NEW ART LABのオープニング展示ではジュエリー作品も発表。

Yuco Maruo

作家略歴

東京都出身
女子美術大学短期大学部専攻科卒
2013 「After Gooskanpi/Yuco Maruo展」軽井沢ニューアートミュージアム
2014 「Emochim?/Yuco Maruo展」
2014 「twin-tin-tick-luck!/Yuco Maruo展」軽井沢ニューアートミュージアム
2015 「Wavering Garden/Yuco Maruo展」NEW ART LAB Ginza
2016 「Bloom」軽井沢ニューアートミュージアム
2017 「Pulse」ART NAGOYA
2017 「Resonance」Art Fair Sapporo


Bloom展カタログ
丸尾結子の過去の作品展示がご覧いただけます