概要
Karuizawa New Art Museum開館1周年記念展覧会、『わたし超スキッ!!草間彌生 ~世界を感動させた自己愛~』を開催いたします。 日本を代表する現代美術アーティスト草間彌生。軽井沢ニューアートミュージアムの特別展覧会では、その人生と作家としての軌跡を、 草間の生きた時代背景と共に再現し、「わたし大好き」という彼女自身の言葉のように、「私」が充満した会場の中で、草間芸術の過去、 現在、未来を表現します。全4部構成となる本展では、まず第1部にて草間の原点となる故郷松本から、美術学校に通った京都、そしてアーティストを目指して 上京した東京時代までの、初期日本での制作を振り返ります。次の第2部では、草間の仕事に決定的な影響を与えたニューヨーク時代を、 当時の前衛美術動向「ネオ・ダダ」と共にみることで、戦後美術史の文脈における草間の位置づけを再考します。そして第3部では、日本帰国 からベネチアビエンナーレで脚光を浴びるまでの「不遇の時代」を顧みることで、現在の草間の多面的な作品世界の端緒となる要因を探します。 最後の第4部では、ベネチアビエンナーレでの成功以来、世界的アーティストとして認知された草間の作品展開とその影響力の広範さを、近年の 作品から感じ、未来へと続くその発展形態を皆さんと一緒に想像いたします。草間の発する「わたし大好き」には、果たして真にどのような意味が込められているのか。本展は、今現在広く流布する草間イメージ、水玉だけ ではない、本当にチャーミングな自己愛の姿を、初期作品から現在まで概観し、体感していただける絶好の機会となります。
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企画
伊東順二(ゲストキュレーター)
一般財団法人 軽井沢ニューアートミュージアム -
共催
信濃毎日新聞社、上毛新聞社、NBS長野放送、産経新聞社
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協賛
長野県、長野県教育委員会、軽井沢町、SBC信越放送、abn長野朝日放送、TSBテレビ信州、軽井沢町新聞社、軽井沢ニュース舎、東京芸術大学社会連携センター、KIAC(軽井沢国際芸術文化都市推進協議会)