ショップトピックス

NiJi$uKe ~虹色の動物たち~

先日、当館のネコグッズのご紹介をしましたが、その中でも特に色鮮やかなネコが描かれた手帳やクリアファイル。今回ご紹介するのはその絵を描いたNiJi$uKeさんです。

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動物をモチーフに時に可愛く、時に格好よく。はたまた少しシュールな構図で様々な動物を描きます。特徴は何と言ってもその色鮮やかな配色。お名前のNiJi(虹)の通り、レインボーで色彩豊かな作品を描いています。
制作は主にアクリル絵具、ガラス絵具、パレットナイフを用いて制作しているそうです。グッズで見るとコンパクトなサイズですが、実際の基の作品は大作が非常に多いとか。ネットで拝見する制作風景も大きなキャンバス(100号位でしょうか。)に向かっている姿がお見受けできます。それと、全身像の物と同じかそれ以上に顔アップの物が作品として多いので、作品自体のサイズと相まってライオンなど特に実際の作品は迫力があります。

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モチーフの動物は幅広く、ライオンやクマ、ラクダやチーターも描かれています。個人的にチーターは好きです。そのスピードに痺れますね。
話が少しそれましたが、とにかく描かれる動物が格好いいんです。写実的でありますが色合いに加えて、構図の取り方によって非常に個性に富んでいます。
例えばキリン。同じモチーフでも色々な角度から描かれるので、キリンも色々な向きで長い首を振り回しています。こうした構図にバリエーションを出せるのもモチーフをしっかり観察しているからではないでしょうか。それと、何よりもNiJi$uKeさん自身が、動物が大好きなんだろーなーと。Facebookの文章など見ても何だか自身の作品に、動物たちに愛が感じられます。
動物以外のモチーフも個人的にはぜひ見てみたい気もしますが、作家のアイデンティティーとして、動物に絞っているのも大事ですね。

また、動物は勿論そのバックの色も赤一色だったり、まさしく虹のようなボーダー柄だったり。メインの動物を引き立てるように鮮やかな色が目を、画面をより引きしめます。デザインとして色々なアイテム化されるのも納得です。
当館ではクリアファイル、缶バッチ、ノートを販売していますが、他にもたくさんのアイテムがある様子。どれも可愛くて、格好いい物ばかりです。
iPhoneケース、私も欲しいです。・・・まあ、iPhoneじゃないですけど・・。

それでも欲しくなる、飾っておきたくなる、そんなNiJi$uKeさんのグッズをぜひ当館でもお買い求めになってみてください。

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最近のミュージアムショップ

毎週店長のおススメ商品をご紹介しておりますが、本日はショップの企画展が終わり店内の模様替えをしたので、ショップの様子をお見せしちゃいます^^

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さて、ミュージアムショップの店内はこんな感じになっています。
壁もテーブルもすべて白で統一してあるので、とっても明るくやわらかい雰囲気です。そしてスペースもなかなか広い・・・。かなりの商品数があるので見ているだけでも楽しめちゃうショップになっています!

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この壁際のスペースは、先日まで開催していた企画展の展示スペースとなっていました。
棚を取り外して作品を展示したのは初めての試みだったので、スタッフも最初はドキドキしていましたが、取ってみるとその解放感に「お~~~」とみんなの歓声。企画展後も、最初は2段あった棚を一段にして、商品に光が当たるように模様替えをしてみました。

商品の陳列は定期的に変えているのですが、どこになにを置こうか・・・これが意外と悩むのです。お客様が見やすいように、商品がよりよく見えるようにとあれこれ相談しながら陳列作業をしています。下の段には動物のグッズを、上の段には陶器やガラス食器を陳列。今まではもう一つ段をこの上に取り付けてあったので、何となくぼんやりしていた琉球ガラスなどのガラス製品ですが、今は照明の光をいっぱいに浴びてさらに生き生きしているように見えます。うれしい限りです!

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光といえば、こちらのラックのカーテンも開けて解放的になりました~。
今までは閉め切っていたカーテンを、今回は思い切って開けてみました。美術館へ上がる階段からも、中央通路からもショップ店内が良く見えるようになりました。美術館全体に光が差し込む構造にはなっているのですが、やっぱりカーテンを閉めているのと開けているのでは違いますね~。光、素敵です^^

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こちらはポストカードのコーナー。
KaNAMのミュージアムショップはポストカードがとっても多いのです!ざっと100種類は超えるのかな?時折ポストカードの大人買いをされるお客様もいらっしゃいます。ポストカードは手紙よりカジュアルに書けて、さらにデザインやイラストがおしゃれだともらう側もうれしくなりますよね~。ポストカードは手軽に買えるので記念のお土産にもぴったり。私も美術館へ行くたびについ買ってしまい、今ではこんもりたまっています。

この5段のラックには目移りしてしまうほどの種類がずらりと並んでいます。ミヒャエル・ゾーヴァやレオ=レオニのポストカードは新しく入荷したばかり。向かい側のくるくる回るラックには作家さんのオリジナルポストカードが上から下までぎっしり詰め込まれているので、選ぶのにも一苦労です・・・。お気に入りのポストカードをぜひ見つけて記念土産にしてくださいね。

以上、最近のミュージアムショップの店内風景でした~~


トーヴェ・ヤンソン <ムーミンとその作者>

丸いからだに房のついたしっぽ。それは誰もが知っている好奇心旺盛で人当たりのよい妖精の男の子、ムーミン。作者であるトーヴェ・ヤンソン(フィンランド、1914-2001)の人生はムーミン谷で繰り広げられるストーリーそのものでした。

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彫刻家の父と、画家の母の元に生まれたトーヴェは迷うことなく芸術の道へと進み、アーティストを志します。芸術一家ではありふれた光景なのでしょうか、「喋るまえから描いていた」という彼女の才能はめきめきと頭角を現し、早くから画家、絵本作家として活躍します。代表作はもちろん「ムーミン」。ムーミン作家として知られる彼女は小説家、漫画家、イラストレーター、作詞家、舞台美術作家、詩人とさまざまな顔があり、天才的な才能とユーモアあふれる独自の世界観で人々を楽しませました。それは彼女がこの世を去った今も消えることはありません。

生涯独身だったトーヴェでしたが、彼女の周りにはいつも家族や友達がいました。恋人や友達の何人かはキャラクターのモデルになっています。ムーミン谷の仲間たちはトーヴェの親友でもあり、またその物語の源は彼女の人生経験にあったようです。

第二次世界大戦が終わった1945年に出版されたムーミンシリーズの第一作目「小さなトロールと大きな洪水」。このお話は、出版される10年前、1935年ごろから描き始められていました。戦争の悪夢から逃れるため、精神安定剤やアルコールに頼る人々が多い中、トーヴェにとってはムーミンの執筆活動が心の癒しになっていたのです。戦後間もない混乱のさなか、記念すべき第一作目は粗末な装丁でひっそりと出版されたそうです。

その後も出版を継続したムーミンシリーズはたちまち人々の心を掴み、ベストセラーとなります。そんな中でふと舞い降りた週6日の連載漫画のオファー。まじめな性格だったトーヴァは仕事を快く受け、締め切りにも一日遅れることなく連載をやりきったものの、彼女の心はぐったりと疲れてしまいます。毎日仕事に追われるあまり、描くことが楽しくなくなってしまった彼女は、友人のトゥーリッキのアドバイスで新しい物語を描き始めます。それが国際アンデルセン賞作家賞受賞作品「ムーミン谷の冬」。9作あるムーミンシリーズのなかで唯一冬の物語になっているこの作品は、暗く冷たい冬の中で困難に立ち向かうムーミンの姿が描かれています。難しい問題を乗り越えることで、より生き生きとした存在になるキャラクターはどこかトーヴェと重なります。
トーヴェの描く物語には、海と山が欠かせません。それはもちろん自然が大好きだったから。ヤンソン一家は毎年夏になると、祖父母が住んでいるブリデー島(スウェーデン)を訪れ、恵まれた自然の中で魚釣りやボート漕ぎ、天気の予想などを楽しみました。そんな幸せな夏休みの記憶はムーミン谷、そのものでもあります。

そして、ムーミンシリーズの最終回「ムーミン谷の十一月」。この物語には2つの意味があります。1つは、ムーミンシリーズが終止符をうち、読者と別れを告げるという意味。2つ目はトーヴェの母、シグナが死を迎えるということ。この話にはトフトという男の子が登場します。トフトはトーヴェの分身でもあり、物語内でつぶやかれる「ママに会いたい」というセリフは、彼女の声のように思えます。

どんな時でも明るく人生を楽しもうとしたトーヴェ・ヤンソン。書籍「ムーミン画集 ふたつの家族」は作者の人生と物語の背景を、144点の絵と彼女の家族写真と共に読み解きます。

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