ショップトピックス

NuRIEroll(ヌーリエロール)

最近ぬりえがアツいらしい。いわゆる大人も楽しめるとか、女性に大人気といった年齢層を高めに設定した細かい描写の物が広がりを見せているように思います。
でも、私にとってのぬりえはやっぱり幼稚園、小学校低学年ぐらいに楽しむツールでした。この「NuRIE」は上記のような大人向けではなく、しっかり子供に向けて作られています。

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株式会社マルアイとSwimmyDesignLabのコラボレーションによって生まれたこの塗り絵にはシリーズが幾つか有り、A0サイズ(1189mm×841mm)の巨大なぬりえがNuRIEシリーズのスタンダードになります。
その後、色々な形・サイズで楽しめるように、包み紙に使える「NuRIEto」(450mm×318mm)や、NuRIEを箱形にした新しい形の「NuRIEbox」(ヌーリエボックス)が登場。
そして、新たな仲間がこちらの「NuRIEroll」です。

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NuRIErollはぬりえが巻物状になっっており、キッチン用品のラップやアルミホイルのようにコンパクトな箱に収納されています。しかし、そこから出てくるぬりえの長さは何と2280mm。スタンダードのNuRIEをすごーく長くしたタイプなのです。
1人なら一日かけても塗りきれないぐらいの長さですから、少しずつ引き出しながら時間をかけて素敵な絵を完成させてください。でも、このアイテムの楽しみ方は複数人で描くということ。その大きさを活かして友達同士みんなで塗れるんです。みんなで塗るときはケンカしないように注意しましょうね。みんなで仲良く塗りましょう。
また、このアイテム(紙)の端には2種類(cm、inch)の目盛りが付けられており、2.2mもあるから、チェ・ホンマンもセームシュルトの身長だって測れちゃいます。
他にも身の回りの物の長さを測ったりしながら、子供ながらに新しい発見がたくさん見つかるかもしれません。楽しみ方が広がりますね。

それと、もう一つの魅力はその下絵(線画)です。元の絵を描いたのはSwimmyDesignLabのアートディレクター・吉水卓さん。独特なタッチのそのアートはどこか気の抜けたような雰囲気を出しながらも、温かみと可愛らしさがとても子供の「塗りたい」という気持ちを引き立ててくれる気がします。
また、画面いっぱいに所狭しと描かれたその絵には物語性があり、見ているだけで楽しくなります。色を塗っていく毎にその世界に入り込んでいけることでしょう。
特にこのNuRIEroll 、巻いてある塗り絵を引き延ばしていくので引き延ばした先にはどんな絵が描かれているのか、どんな物語があるのか、そんな紙芝居のようなワクワクした気持ちになれるのでシリーズの中でも特にオススメです。(スタッフ一押し!)
横長のANIMAL LABと、縦長のTREE TREATSの絵柄は2種類。ANIMAL LABは吉水卓さんによって描かれた可愛くておかしな動物たちが横一杯に大行進しています。どんな動物がいるでしょうか。TREE TREATSは一本の大きな木が紙一杯に描かれています。一番先には一体何があるのでしょうか、気になります。どちらも明るく楽しい世界観が広がっていますよ。

普段描きなれていない人にとっては簡単なモチーフを描くのも一苦労です。テレビでも絵がヘタで視聴者に恐怖を与える芸能人の方もいらっしゃいますよね。
絵が描くのが苦手。絵なんてほとんど描いたことがない。そんな人でも描くことが楽しめる、「すごくうまく描けた」とニンマリできるのがぬりえの魅力だと思います。だから、まだ複雑な描写が出来ない子供にとっても、アートに触れるにはとても良い最初のステップになるでしょう。
ぜひGWにお友達と、親子で遊ぶツールとして如何でしょうか?

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じぶんだけのイロ レオ=レオニ

幅広い年代に愛され続けてきたレオ=レオニ。以前にもフレデリック、スイミーとレオ=レオニの代表作をご紹介してきました。今日は、ある悩みを抱えたカメレオンのお話「じぶんだけのいろ」をご紹介します。

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オウムは緑、ぞうはグレー、ブタはピンクと動物はそれぞれ自分の色をもっていますが、周りの環境に合わせて色を変えるカメレオンは自分の色がありません。どうして他の動物のように自分だけの色がないの?と悩むカメレオン。そこで彼は同じ場所に居続けたら自分だけの色を持てるのではないかと思いつき、葉っぱの上で暮らし始めます。しかし、季節によって葉は色を変えてしまい、残念なことにカメレオンは自分の色を持つことができません。嘆いていたカメレオンはある時、もう1匹のカメレオンに出会い、悲しみを共有します。2匹は一緒に生活を始め、一緒に緑になったり、紫や黄色になったり・・・仲良く幸せに暮らします。

いつも哲学的なメッセージが込められているレオニのストーリー。じぶんだけのいろにも「自分とは何者なのか」というテーマが垣間見えます。レオニは幼い頃からヨーロッパやアメリカを移動しながら成長し、また大人になっても生活の地を転々としてきました。そんな環境と共に変わる自分を見つめ続けてきたレオニ。このカメレオンが彼の経験を象徴しているのかもしれません。

つい周囲に合わせてなんだか疲れてしまったなんて経験は誰にでもありますよね。本当の自分ってなんだろう?自分らしさってなんだろう?と模索する時期も人間の成長過程の一部と言えます。ストーリーの中でも、自分だけの色にこだわり、それを探し続けるカメレオンの姿が描かれています。しかし、春になり賢い年上のカメレオンと出会うことによって彼の考え方が変わります。周囲に合わせて自分の体の色が変わることはどうにもできないけれど、悩みや自分の気持ちを打ち明けられる存在がいるという喜びに気が付くのです。心許せる存在がいるからこそ、自分らしくいられる。そんなレオニのメッセージが込められているような気がします。自分の心が自分らしくいることができれば、自然と「じぶんだけのいろ」は内からにじみ出てくるのかもしれません。周囲ばかり気になってしまう私は何色?と悩んだときにぜひ手に取っていただきたい一冊です。

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ペインティング・ドール

当館の大人気商品のご紹介です。
ぬいぐるみに自分で色を描く商品「ペインティング・ドール」です。ミュージアムだけあってお客様も小さいお子さんのお土産に買っていかれる方も多くいらっしゃいます。塗って楽しんで、その後はぬいぐるみとして楽しむ。自分で色を塗っているからこそ愛着も人一倍と沸くでしょうし、物を大事にする心も養われるのではないでしょうか。

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特に見本や説明書などは付いていないので、お子さんの好きなようにお楽しみ頂けます。専用のペンが付いていますので買ってすぐ色が塗れます。ただ、注意というよりうまく塗るコツとしては滲むことを意識して塗るということです。インクは布に色が乗ると若干ですがその周りに染みていき、思っているよりも広範囲に色が付いてしまいます。なので、縁を塗ろうと思ったらギリギリの部分ではなくやや中側を塗っていき、色が広がることを計算しておくと良いでしょう。・・子供には難しいかもしれませんね。そこの強要は必要ないのかもしれません。
子どもの好きなように、好きな色で夢中になって塗らせてあげてください。

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種類は当館では6種類ほどご用意しています。子供が好きなモチーフでぬいぐるみとしても可愛らしい物が揃っています。スポーツカーと汽車、恐竜が2種類、それとワニです。
店頭にはサンプルとしてスタッフが塗ったぬいぐるみが置いてあります。
一つはスポーツカー、もう一つが首長恐竜です。このサンプルの影響なのか首長恐竜が人気のようです。
恐竜の地が斑点模様だったので黄色と黒で草間彌生さんのドットをイメージして塗ってみました。ショップには勿論草間さんのグッズも置いてあるので、そういった部分から恐竜に手を伸ばす人も多いようです。ただ、お子さんにはそういった物に囚われるのではなく自身の感性でぜひ塗ってほしいです。

ペンは付属の物でも市販されている物でも問題ないです。どうぞ使いやすい物でご用意ください。水性ペンであれば完全には落とせませんが洗えば多少色が抜けるので、違う色をのせることも出来ます。
(ただ、綺麗に塗れるのはやはり最初の真っ白の状態の時ですので、洗って何度でも使えるといったアイテムではございませんので、ご承知ください。)

さあ君も塗ってみよう。自分だけの色を!!世界に一つだけのぬいぐるみを作りましょう。

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